◆馴化

同じ刺激に慣れて最初の反応が薄くなること、
またはしなくなることを
心理学では「馴化(じゅんか)」と言いますが
「当たり前=鈍感」になってしまうと
損だなと思う時があります。

時々、ありがとうをできるだけ
沢山書き出すワークをするのですが
私の場合それが出にくい時ほど馴化がおきているな…と。

出来て当たり前
いて当たり前
してもらって当たり前 など

それに慣れてくると満足したり
しあわせを感じる心力が鈍くなり
なんとなく気分が優れず
うまく回らないなどに繋がったりすんですよね。

あ、馴化が逆にいい場合もあります。

例えば、以前は人の言葉に傷つくことが多かったけれど
慣れてなんともなくなった、とか。。。

鈍感も良し悪しかー。

最近なんだかなぁと思う時は
「馴化」を見直してみるのもひとつです。

◆漠然とした不安を聴く

「漠然とした不安にさいなまれます」

出産したばかりの方がおっしゃっていました。

赤ちゃんは可愛い、でも子育ては未知の世界。

気が抜けない、時間が読めない、外に出れない閉塞感。
どんなに疲れて眠たくても自分の思うように休むことができない。

そんな時に襲ってくる不安。
つらいですよね。つらいです。

この先これがいつまでも続かないとわかっていても
今がしんどい、しんどいものはしんどいんです。

新米ママの気持ちを想像し一緒に感じながら
お話を聴くこと約50分。

最後の方には声に力がもどり
「自分はよくやっているなぁと思いました」
と自分を労わっておられました。

思う存分寝ることも気晴らしに1人で外にでることも
未知の不安が全くなくなるわけでもないですが
今の気持ちをそのまま聴くことは、心や体の強張りを緩めます。

出産に限らず、自分に経験があるなし関わらす
漠然とした不安を抱えている方が身近にいらっしゃったら
(自分に余裕があれば)
ただ気持ちを聴いてあげてほしいなぁと思います。

◆親からほめられ、可愛がってもらった人が生きづらさを抱えるのは何故?

「幼い頃、親から拒絶や虐待を受けた人が
大人になって生きづらくなることはわかりますが
小さい頃からいつもほめられ可愛がってもらった人が
引きこもったり、問題行動にでたり、生きづらさを抱えるのはなぜですか?」

マンツーマンの心理学の勉強でご質問頂きました。
(ご希望によりカウンセリング枠でマンツーマンの心理レッスンをしています)

みなさんは疑問に思われたことはありませんか?

一見、理想的に見える褒め育てと全肯定。
ですが、子どもが何をしても褒められ欲しいものを欲しいままに与えられ
甘やかされた場合も健康な自己愛は育ちにくいと言われます。

なぜならいつもほめられ、欲しいままに与えられ
満たされたことになれていると
たまたま親が一般的な態度で接した時に
子どもは拒絶されたように感じてしまったり

また親以外の人の対応にギャップを感じ外と関わることが怖くて
人付き合いを避けたり家の中にこもりがちになったり
人の顔色を窺うようになり健全な自己愛が育ちにくくなるからです。

いつもご馳走ばかり与えられていたら
普通(一般的に多い)の食事に慣れないのと似てるかな…

そもそも親が何をしても褒めたり与えるというのは
一見全肯定と見えますが違うんだなぁ。

それは誰のため?何のため?というと
親の思いを満足させる比重が大きい場合
子どもがただただ親の意に沿った受け身になってしまいます。

あなたのためよ、、、が心理的やさしい暴力や
抑えつけになることがあるんですね。

完璧な親はいないし、完璧な子育てはない。
また、そんな完璧に未だにあったことはありませんが。

どんな人であれ、誰かに育てられ育ってきた過程があります。

自分で自分を愛し今を生きやすく、自分の等身大で生きていくには
まず気づいた人が気づいた時点から心育てをはじめるといいなと思います。

例え過去の親子関係がどうであれ
いつからだって遅くない

マンツーマンの勉強や心理カウンセリングで
自分を自分で愛する力を育てるサポートをしています。

◆動機づけ面接のすすめ

むかし、私の症状をみた人から心療内科に行こうと言われた時
葛藤、そして抵抗をしました。

ショックや落胆…
またプライドが傷つけられた気になりました。
今思えば、、ですけど。

このようにはたから見て病院や
心理カウンセリングに行った方がいいと思うけれど
本人は行きたがらないケースがあります。

また嫌々行っても続かないしトラウマになって
かえって逆効果になることもあります。

すすめてくれる人が信頼できる人であっても
本人にとってはハードルが高い
何段階ものステップがいるものです。

カウンセリングに限らず
やりたくないものをやってみよう!に向かうには
「動機づけ」が要ります。

カウンセリングには「動機づけ面接」というやり方があります。

私のセッションでは自ら来られた方が対象ですが
それでもこの「動機づけ面接」を行うことがあります。

それは今のやり方(心理療法)を変える提案綾
病院や他機関へのリファー(紹介)を考えた時です。

動機づけ面接の内容はざっくりいうと以下の内容

1、共感する(決めつけない)

2、矛盾をひろげる(自ら矛盾に気づくよう促す)

3、言い争いをしない(非難したり責めても相手は自ら変わらない)

4、抵抗を手玉にとる(抵抗の方向を良い方向に変える)

5、自己効力感を支持する(自分で変わる見通しをつける)

これらを丁寧に、その方に合わせすすめていきます。
で、絶対に見放さない。

ハートとハートで関わっていく

大事な人が心配だけれどすすめたいことがあるけれど
動機づけがうまくいかないって方は一度ご相談くださいね。

直接ご本人とお会いしなくても関わり方を見直したりお伝えすることで
良い方へ向かうきっかけになるかもしれません。

振り返ると、私が心療内科に行ったのは
この動機づけ面接をしてもらっていたんだと今さら気づく次第。。

あの時期があって、今がある‥20年
もう感謝しかないです。

【対処法】自分の話ばかり長話をきかされる時

自分の話ばっかりする人
とまらない人

いますよね。

聞きつづけるのはしんどいけれど
断りきれず聴いてしまい、で後々しんどくなったり…

どうでもいい相手ならともかく近い間柄や仕事関連など
すっぱり切るに切れない時など
塵も積もればなんとやらで結構なストレスになります。

根本的には断れるといいのでしょうが
それでもなかなかに難しい場合
そんな時応急的ですがよく効く対応があります。

一、間をあける
(時間を区切る、または一度離れる、、トイレとか)

一、相槌を減らす

一、目線をずらす

など、要は「ストライクで聞かない」ことです。

傾聴訓練では視線を合わせたり、、しっかり相槌をうったり
相手の表情や仕草をさりげに真似したり
聴いていますよと態度で示し
何より「気持ちをくむ」ことに意識をむけますが
それと反対をやればいい、ってことですね。

断りたいけれどすぐには難しい
そんな時はこれらを試してみるのも
ありではないでしょうか。

嫌なのにいい顔をして聞きつづけられるのは
相手にとってもよくないかも。

と書きつつ私も特定の人に話が一方的になってないか?
ちょっとふりかえりたいと思います、、、。