◆動機づけ面接のすすめ

むかし、私の症状をみた人から心療内科に行こうと言われた時
葛藤、そして抵抗をしました。

ショックや落胆…
またプライドが傷つけられた気になりました。
今思えば、、ですけど。

このようにはたから見て病院や
心理カウンセリングに行った方がいいと思うけれど
本人は行きたがらないケースがあります。

また嫌々行っても続かないしトラウマになって
かえって逆効果になることもあります。

すすめてくれる人が信頼できる人であっても
本人にとってはハードルが高い
何段階ものステップがいるものです。

カウンセリングに限らず
やりたくないものをやってみよう!に向かうには
「動機づけ」が要ります。

カウンセリングには「動機づけ面接」というやり方があります。

私のセッションでは自ら来られた方が対象ですが
それでもこの「動機づけ面接」を行うことがあります。

それは今のやり方(心理療法)を変える提案綾
病院や他機関へのリファー(紹介)を考えた時です。

動機づけ面接の内容はざっくりいうと以下の内容

1、共感する(決めつけない)

2、矛盾をひろげる(自ら矛盾に気づくよう促す)

3、言い争いをしない(非難したり責めても相手は自ら変わらない)

4、抵抗を手玉にとる(抵抗の方向を良い方向に変える)

5、自己効力感を支持する(自分で変わる見通しをつける)

これらを丁寧に、その方に合わせすすめていきます。
で、絶対に見放さない。

ハートとハートで関わっていく

大事な人が心配だけれどすすめたいことがあるけれど
動機づけがうまくいかないって方は一度ご相談くださいね。

直接ご本人とお会いしなくても関わり方を見直したりお伝えすることで
良い方へ向かうきっかけになるかもしれません。

振り返ると、私が心療内科に行ったのは
この動機づけ面接をしてもらっていたんだと今さら気づく次第。。

あの時期があって、今がある‥20年
もう感謝しかないです。