◆人を好きになる視点

とんと、恋愛をしていませんが
もし今するなら好きになる理由には
昔と大きく違いがあります。

むかーしは自分にとってどうか?が基準でした。

例えば、自分に優しいとか
自分に特別扱いかどうかとか。

ですが今は相手が、自分にも他人にも 
同じ扱いをするか?が気になります。

好きな人に優しいとか丁寧とかは皆最初、当たり前やん。

あ!あと。
その人が自分の思い通りにならない時に
どうなるか?も気になるなぁ。

昔、知り合いが好きな女の子に振られた時、
それまで超真面目だったのに、
一気に競馬で有金、全部使って豹変し、引きました。

ま、とはいえ人を好きになるって理屈ではないんですけどね。

ですが、人への態度に大きな隔たりがないか、
うまくいかない時にどう振る舞うかは恋愛に限らず普段でも
大事にしたい視点かも!

いや、言うてる自分が出来てんのか?って話しですが。
少なくとも、賭け事にお金をばらまくことは今のところナッシングです。

◆季節うつ対策

毎年秋頃になると調子を崩す方がけっこうおられて
季節うつ、秋うつとも言います。

カウンセリングでは個々の例年パターンをお聞きし分析し、
軽減する方法を実践していただきます。

それを実践していただいたAさん、Bさん、Cさん。
例年と違う!と喜んでおられました。

対策はいたってシンプル。

1、陽にあたる
(天候が悪い日はあえて室内を明るくする)

2、栄養バランスよくたべる

3、軽い運動を心がける

4、お風呂につかる、温める

5、人と話す、聴いてもらう

6、秋ならではの楽しみを意識的に取りいれる
→ 観る、聴く、味わう、香り、肌感覚

紅葉観るとか、秋の味覚をたのしむとか
虫の音色に耳を傾けるとか。

これら全てではなくとも前もって心づもりしていただいたり、
残暑から意識的に取り組んでもらうようにしていただくと
かなり軽減されます。

暑くて夏が長く感じた分
今から駆け足で冬に向かっていきそう。

気持ちが沈む、なんとなく重だるい方は
上記、取り組みやすいものをやってみてくださいね。
心も体も自然の変化とうまくつきあっていけますように。

◆挑戦!心理研修

今年の夏、小中学校で先生方に心理研修をしました。

普段私が行う研修は、ワークや、ゲーム
分かち合いや、発表をふんだんにいれます。

なぜなら受講生が受け身ではなく主体的に参加することで
学習効果を高めたいと考えているからです。

ですが今回の研修は
これまでとは違う形で臨みました。

例えば、個人のワークをしていただく際、
あえて事前にこう伝えたのです。

「今から、私がお題を出しそれについて
各自の思うこたえを考えていただきます。
ですがそれを書いてもいいし、書かなくてもいい。
その後のシェア時間では話してもいいし、話さなくてもいい。
わからなければ、わからないでいい。
なんでもあり!(笑)そんな時間にしてください」

するとこのワークの後
会場の雰囲気や空気感が変わりました。

別に発表しなくてもええでって言ったにもかかわらず(笑)
積極的に手をあげてくださる先生たち。

そして、その後のワークやゲームも盛り上がりつつも、リラーックス。
更に最後の質問タイムでは次々と挙手。
質問、自己開示、感想などを幾つもくださいました。

ちなみに研修のテーマは
「よりよい関係を育むコミュニケーション」でした。

そこで、1番最初に私から先生方に質問した内容は、
先生方が思う「よりよい関係」って何ですか?
そもそも良い関係って何?
(考えにくかったら最悪なやつを考えてみてください)

つまり研修は最初から最後まで、私はこたえを言わず
私自身も自分が思う「よりよい関係」を育もう!と模索し、徹した‼️
私がやったのは、心理学の理論をいくつか伝えたり
それに基づいたワークやゲームのナビゲートをした、でした。

研修後、何人かの先生が言ってくださったのは、
これまで、子どもたちに「正解か、不正解」を求めていたことに気づきました、でした。

じーん…

他には「これからも心理研修してください!」
「続きが知りたいです!」と言う熱心なお言葉や
「カウンセリング受けたいです!」というお言葉もいただきました。

発表しなくてもいいですよ。
なので質問内容で、ネガティブなことや
嫌いな相手が思い浮かんだらそのまんま書いちゃってください。
ただしお隣同士チラ見しないでね。
(険悪になっても責任ようとりません)by 水崎

こんなんも言うたなぁ〜爆笑

あるがままでありそれを互いに尊重しあえるってほんま心地い。

こたえはちゃんと自分の中にあります。

◆癖強さん

20年以上前仕事でよく顔をあわせる方に
クセ強め→「癖強さん」がいました。
(クライアントや生徒ではありません)

相手は10年上でしたがかまってちゃんで
かつ、人のことを根掘り葉掘り聞き自慢話しが多く、
後輩には偉そうというタイプで
一緒にいるとしんどい人でした。

そう感じていたのは私だけでなく
ある方は、まーったく口もきかず目も
合わさない徹底ぶりで犬猿の仲でした。

さて。
当時、仕事関連でよく顔をあわせる
Kさんという方がいました。

Kさんも年上でしたがとても気があう人でした。

Kさんと癖強さんも面識があり
関わる機会も少なくはありません。

当時、私は癖強さんへのうっぷんが
たまり、Kさんに愚痴を言ったことがありました。

するとKさん「せやな、せやな」「変やな」など
相槌をうち最後にこう言ったのです。

癖強さん、おもろいな!
以上

どちらかをかばうわけでなく、
一緒になって言うわけでもなく、
癖強さんはオモロイ人 と。

ちなみにKさんは癖強さんと殆ど絡まず、スルー。
業務で必要なことだけ淡々とやりとりしておられました。

見方って様々ですね。
そして見方しだいで気分が変わるのだと思います。

そしてそんな私もまた誰かにとっての
「クセ強さん」ですね。

◆親も人の子

三つ子の魂100までも。
と言いますが幼少期の体験、環境の影響力って大きいですね。
90才近い父を見ていてつくづく思います。

主観も入りますが父はとてもやさしい人です。
特に子どもや部下、動物などにはやさしく
与えられるものがあれば惜しみなく与えるような人です。

そういうところは
父のお母さん(私の祖母)にそっくりです。

一方で、祖母(父の母)は
一度も父を叱ったことがなかったそうです。

また、父のお父さん(私の祖父)は
父が幼い頃に亡くなったので
怒られるという経験をしていません。

母子家庭で、戦争も経験している父は
人一倍豊かさへの憧れが強く負けん気が強く努力家で
ひたすら勉強して、チャンスをつかみ出世していきました。

怒られたり叱られた経験がない。
そして負けん気が強く並外れた努力家で豊かさを手にした父。

周りには凄い凄いと評価され
社会でも家でも偉い人と一目おかれていた父。
なのでめちゃくちゃプライドが高いのです。

で、プライドが高いとどうなるか。

謝らないんですよ、人に。反省しないんです、
どんなに自分が悪くても。
(プライドの高い人が皆そうではないですが)

私は、その人となりを父が80才超えてから知りました。

ある出来事を機にこれまで自分が抱いていた
お父さん神話は崩れました。
そしてそれを受け入れるのに数年かかりました。

今思うのはお父さんも、ただ人の子であり
幼少期の環境や影響を大きく受けて
生きてきた一人だということ。

やさしい人であるのも一部。
プライドの高さや反省をしないところも
全て父の一部にほかならない。
父であり、人である(なんて当たり前のことですが)

そして私もまた、彼を通して幼少期からの影響を色濃く受け
今の私に繋がっています。

父からもらった良い影響は
これからも命ある限り引き継いでいこう。
そして、いらないものは勇気を持って手放していこう。

ようやく最近、心穏やかに
そう思えるようになってきました。