◆親からほめられ、可愛がってもらった人が生きづらさを抱えるのは何故?

「幼い頃、親から拒絶や虐待を受けた人が
大人になって生きづらくなることはわかりますが
小さい頃からいつもほめられ可愛がってもらった人が
引きこもったり、問題行動にでたり、生きづらさを抱えるのはなぜですか?」

マンツーマンの心理学の勉強でご質問頂きました。
(ご希望によりカウンセリング枠でマンツーマンの心理レッスンをしています)

みなさんは疑問に思われたことはありませんか?

一見、理想的に見える褒め育てと全肯定。
ですが、子どもが何をしても褒められ欲しいものを欲しいままに与えられ
甘やかされた場合も健康な自己愛は育ちにくいと言われます。

なぜならいつもほめられ、欲しいままに与えられ
満たされたことになれていると
たまたま親が一般的な態度で接した時に
子どもは拒絶されたように感じてしまったり

また親以外の人の対応にギャップを感じ外と関わることが怖くて
人付き合いを避けたり家の中にこもりがちになったり
人の顔色を窺うようになり健全な自己愛が育ちにくくなるからです。

いつもご馳走ばかり与えられていたら
普通(一般的に多い)の食事に慣れないのと似てるかな…

そもそも親が何をしても褒めたり与えるというのは
一見全肯定と見えますが違うんだなぁ。

それは誰のため?何のため?というと
親の思いを満足させる比重が大きい場合
子どもがただただ親の意に沿った受け身になってしまいます。

あなたのためよ、、、が心理的やさしい暴力や
抑えつけになることがあるんですね。

完璧な親はいないし、完璧な子育てはない。
また、そんな完璧に未だにあったことはありませんが。

どんな人であれ、誰かに育てられ育ってきた過程があります。

自分で自分を愛し今を生きやすく、自分の等身大で生きていくには
まず気づいた人が気づいた時点から心育てをはじめるといいなと思います。

例え過去の親子関係がどうであれ
いつからだって遅くない

マンツーマンの勉強や心理カウンセリングで
自分を自分で愛する力を育てるサポートをしています。