◆誤魔化さないで

小学4年生の頃、匂いつき消しゴムが流行り
私の持っているものを友達が欲しがりました。

その子はクラスでも目立つ子で
その子に嫌われるのが怖かったのと、好かれたかったのとで瞬時に
「2つあるから、家にある新しいのあげようか?」と言ってしまいました。

友達は大喜び。
しかも周りに自慢し始めました。

家にあるのは匂いつきの同じものではありません。

「なんで、あんなこと言ってしまったんだろう」

後悔したものの、後の祭り。

それから毎日「今日持ってきた?」と聞かれるたびに
嘘をつくようになりました。

「ごめん、忘れてた」
「ごめん、違うカバンに入れてしまった」
「ごめん、、だから。」

数日間、ごまかし続けました。

自分のしていることを悪いと思う罪悪感と
嫌われるのが怖いのと
うやむやにしているのが苦しいのと
嘘をついたのが恥ずかしいのと。

途中は事実をわかっていながら考えないように知らんふりをしたりして、
その数日間は、とてもしんどかったです。

結局ごまかし続けられず
「ごめん。無くなってん」と言い(← これも嘘)
しばらく口を聞いてもらえませんでした。

大人になって、こんなにあからさまなことはしなくても
自分を守るために、つい見栄をはったり、嘘をついたり
見てみないフリをしたり、ごまかしたりすることが、私はあります。
また人から受けることもあり、残念に思うこともあります。

ただ、そうすると失うものがあるんですね。

それは「信頼」

特に借りたものだったり、お金のやりとりの中の誤魔化しや
見て見ぬフリは信頼を壊します。

当人同士のことであっても、一方がそのような行動をすると
周り回って必ず自分に返ってきます。

見て見ぬフリをしない。
ごまかさない。
信頼を築くコミュニケーションです。

ただ、嘘や誤魔化し、見て見ぬフリをしてしまうのは
それなりの心を守りたい理由があると思います。

しかし、これらをすることで信頼を阻むだけでなく
苦しくなる自分も傷つけることを忘れないようにしたいですね。

◆「傷つけてしまった」と思う時

自分の発言や行動、決断で
相手が悲しい思いをしたり落ち込むことがあります。

そんな時、みなさんはどう思われますか?

・あんなこと言わなければよかった‥。
・今からなんとかならないかな?
・なんで、あんなことを言ってしまったんだろう‥。してしまったんだろう‥‥。
・今さらどうしようもないから仕方ない など。

グルグル考えがちです。
そして自分にこもってしまう。

私の場合自分がもし相手を傷つけるようなことがあったら自分に問いかけます。
傷つけようと思ってやったことなの?って。

そんなつもりでやったことは殆どないです。

その時の最善を選択をした結果だったはず。

その時のせーいっぱいの選択をした。

それ以上でも以下でもない。

自分を必要以上に責めたり
相手に申し訳ないと気にしすぎるのは違うと思います。

傷つくか傷つかないかは相手が感じることでもあります。

本当に悪いことをしたなら
それをただ謝って先の改善に活かすしかない。

その時、その時の最善をつくす。

そうやって今を生きて生きたいと思っています。

◆ホントは・・だけど、言い訳や誤魔化してしまう時。また本心がわからない時。

言い訳や誤魔化し、必要以上の説明をすることを
心理学では「合理化」と言います。

例えば、毎日ランニングしようと決めていたけれど、いつの間にかできなくなった。

→ 時間が忙しいから。
生活のリズムが変わったから。
家族との生活のバランスがあるから。など。

本当はできていないことに罪悪感やうしろめたさ、
出来る人と比べる自分など様々な思いがありますが
それを直視すると痛いので誤魔化すわけですね。

言い訳で、納得しようとすると結局なにかしら後々くすぶり
心身の不調に繋がることもあります。

とはいえ、私はその言い訳は必要な時期があると思うのです。

その言い訳で傷つく自分が守れたんだから。
誤魔化しで酷い痛みを受けずにすんだんだから。

ただ、そのまんまだと、やっぱり苦しい。

誤魔化しは誤魔化しでしかなく、
本当の自分の思いがワカラナクなっていきます。

無意識です。
私もよくあるんです。

気づいてないことが多く、あとで気づくので
もっともらしい理由となります。

その時はいいけれど何かしらモヤモヤが残ります。

・・・ん?もっともらしい理由?

そうだ、言い訳と理由は表裏一体なんだ。

言い訳や誤魔化しは仕方ない。
(開きなおってるわけじゃないょ)

じゃぁ、そのもっともらしい理由をゆっくり考えてみればいいんだ!
自分のタイミングで(^^)

いきなり、あるがままで、自分の本心でって、

・・・理想だけど、出来る人もいるけど出来ない人もいるんだよね。

そう言われて責められているような気分になる時もあると思います。

「合理化」も無意識におこる心を守る機能です。

本心に出会う鍵は、その理由にあり。

もし、なんかモヤモヤするな。
もしかして言い訳やこだわりや、気持ち悪いことがあるなら、
その理由をゆっくりみつめてみませんか?

あなたの本心はあなたの味方です。

◆「普通は〇〇でしょ!」その普通は歪んでませんか?

日本人は〇〇だ
A型は神経質だ
女性は甘いもの好き
関西人はお笑い好き・・・・など

一般的によく耳にする言葉です。
私も使うことがあります。

確かに、多数決で言うと当てはまることが多いかもしれません。
ただ、だからと言って全てそうかというと違いますね。

【過剰な一般化】
心理学では、ある出来事をもとに一般化して物を考えてしまうことを
過剰な一般化と言います。

例えば、付き合っている男性が浮気したら
「男は浮気するもんだ」と思い込むとか。

これは思考の癖。「認知の歪み」と言います。

誰にでも思考癖はあります。
私もあります。
それが個性だとも思います。

しかし、これが行き過ぎると人間関係がうまくいかないし
自分の思考癖で自分をしんどくさせることもあります。

決めつけや思い込みがない人はいないと思いますが
自分の普段思っていることや話していることを
確認できる心の余裕をもてると余分な力が入らずラクです。

思考癖や
わかっているけれど自動的に同じ考え方に
とらわれてしんどくなる方は
カウンセリングがオススメです。

◆相手が成長するフィードバックの仕方

相手にとって言われて嬉しいフィードバックもあれば
よかれと思って言ったことが、傷つけたり伝わらなかったり
関係が悪くなってしまうことってありませんか?

日常で使うフィードバックは
心理カウンセリングではフィードバック技法という
「技法」であり、かなり慎重に扱います。

タイミングや伝え方を間違うと効果がないからです。

そもそもフィードバックって何でしょう?

フィードバックとは
「他者に、私や第三者にどう見えているかを伝えること」です。

何のために?
「フォードバックを受けた人が、自己探求・自己吟味するため」です。

つまり、言われた相手が気づいていない
自分の外面、内面を自分で気づく為のもの。

これが伝える人が主体になってしまうと、いくら事実でも
あんたにそんなん言われたくないわーとか、

もしくは、私ってダメ、ダメ・・・となってしまいます。

相手の為にと思ったことが
仇になってしまうって、もったいない。

残念な結果にならない為にも
相手に届くフィードバックの仕方を身につけたいです。

(1)どう見えているか事実を伝える
例:いつもと違う様子の時にフィードバックする時
   〇言葉数が少ないですね。
   Xつまらなさそうですね。

この2つの違い、わかりますか?
主観か、事実かの違いです。
Xは、こちらが感じている主観のみ。
〇は、見たまんま。

(2)第三者にどう見えているかを、伝えること。
  「〇〇さんが、あなたがいると、まわりが明るくなるって言ってましたよ」

フィードバックは、見えている事実や
第三者が言っていた事実を伝えるのが基本です。

(1)の例で言うと「つまらなさそう」は
自分の意見や自分が感じたことになります。

意見や感想も必要ですよね。
ただ、フィードバックは気づいていない部分に相手が気づく為のものです。

そうなると、タイミングが大事。

フィードバックは受けとれてこそ効果があるもの。

1、相手の成長に繋がるタイミングか
2、信頼関係ができているか
3、言ってることが理にかなっているか

そして言いっぱなしにしないこと。
言った後に、相手と話せるといいですね。

言いにくいことだけではなく
相手の素敵な部分を伝えるのもフィードバックです。

発信する側も、受ける人にとっても
新たな発見のあるフィードバックを使っていきたいですね。