相手にとって言われて嬉しいフィードバックもあれば
よかれと思って言ったことが、傷つけたり伝わらなかったり
関係が悪くなってしまうことってありませんか?
日常で使うフィードバックは
心理カウンセリングではフィードバック技法という
「技法」であり、かなり慎重に扱います。
タイミングや伝え方を間違うと効果がないからです。
そもそもフィードバックって何でしょう?
フィードバックとは
「他者に、私や第三者にどう見えているかを伝えること」です。
何のために?
「フォードバックを受けた人が、自己探求・自己吟味するため」です。
つまり、言われた相手が気づいていない
自分の外面、内面を自分で気づく為のもの。
これが伝える人が主体になってしまうと、いくら事実でも
あんたにそんなん言われたくないわーとか、
もしくは、私ってダメ、ダメ・・・となってしまいます。
相手の為にと思ったことが
仇になってしまうって、もったいない。
残念な結果にならない為にも
相手に届くフィードバックの仕方を身につけたいです。
(1)どう見えているか事実を伝える
例:いつもと違う様子の時にフィードバックする時
〇言葉数が少ないですね。
Xつまらなさそうですね。
この2つの違い、わかりますか?
主観か、事実かの違いです。
Xは、こちらが感じている主観のみ。
〇は、見たまんま。
(2)第三者にどう見えているかを、伝えること。
「〇〇さんが、あなたがいると、まわりが明るくなるって言ってましたよ」
フィードバックは、見えている事実や
第三者が言っていた事実を伝えるのが基本です。
(1)の例で言うと「つまらなさそう」は
自分の意見や自分が感じたことになります。
意見や感想も必要ですよね。
ただ、フィードバックは気づいていない部分に相手が気づく為のものです。
そうなると、タイミングが大事。
フィードバックは受けとれてこそ効果があるもの。
1、相手の成長に繋がるタイミングか
2、信頼関係ができているか
3、言ってることが理にかなっているか
そして言いっぱなしにしないこと。
言った後に、相手と話せるといいですね。
言いにくいことだけではなく
相手の素敵な部分を伝えるのもフィードバックです。
発信する側も、受ける人にとっても
新たな発見のあるフィードバックを使っていきたいですね。