◆自分が変わると、親しい人と離れる?

「自分が変わってきたからか
これまで付き合っていた人とかみ合わなくなってきました」

心理カウンセリングの受講生様から
このような声を時々お聞きします。

そして、それに対してほっとっしている人もいれば
戸惑っている方もいらっしゃいます。

中には
これまでの繋がりを大切にしていないような気になって距離を置いたり
変化をするようなことが悪いこと
もしくは申し訳ないような気になる方もいらっしゃいます。

「これだけしてもらってきたのに離れていいのかな?」と。

だいじょうぶ。

これまで近くにいた人と離れることになっても
お互い様だと思います。

なぜなら、自分にとってふさわしい人が変わるように
相手にとってもふさわしいまた別の相手と出会うのだから。

そして、どれだけ距離があいても出会えたことや
関わりがあったことは互いの歴史の一部でなくなることはありません。

例え消したくてもね、、、。

また離れるのではなく、自分が変わることで
一緒にいて新たな関係を作っていくケースもあります。

だからお互いさまなのです。

◆長く退屈な話を聞く時の『きき方』

『話がなかなか、とまらない人の話を聞くにはどうしたらいいですか?』
と、ご質問頂くことがあります。

ケースバイケースですが話好きの人、
またはなかなか話がとまらない人っていらっしゃいますね。

興味のある話ならまだしも
興味がなく、退屈で、相手が上司などの場合は
切りあげるのも難しいことがあります。

相手の気持ちに寄りそい、始終共感し質問を投げかけると
ますますとまりません(笑)
はて、さて、困った、、、

そんな時『ピーク・エンドの法則』を取り入れた
聞き方はいかかでしょうか?

ピーク・エンドの法則とはアメリカの心理学者
ダニエル・カーネルマンが提唱した理論です。

相手の話の一部始終に力を入れて聞くのではなく
一番言いたいところのピークは何かな?と意識して聞いてみる。

そして山場を全力で聞き、最後に(エンド)要約したり、
短く自分の言葉でまとめて返すという聞き方です。

この聞き方だと余分な力が入らず聞きやすく、
新たな情報や気づきをもらえることもあり、信頼を得やすいという効果もあります。

心理カウンセリングでは話のピークだけを聴くのではなく
全体を通して、過去、未来のつながりで『今』の心の声を聴いていきますが
何が一番言いたいのかを掴んだり、最後に要約・整理をして返す点については同じことです。

話の聞きどころのポイントは
ピーク(山場)とエンド(最後)

相手の話が長すぎて、でも、なかなか切り上げられない状況で
意識がぼぉーっと、飛んでしまいそうにる方はぜひ試みてみてください。

◆心理カウンセラーがやってはいけないこと

心理カウンセリングをするには
技術や心(カウンセリングマインド)が必要ですが
それ以上に大事なものがあります。

いくら、共感力や傾聴力、技術が高くてもこれを誤ると
クライアントさんを(来談者)傷つけることになりかねません。

またかえって悪化する場合もあります。

それは何かというと「見立て」です。

「見立て」とは、症状を理解し原因を見極めて
アプローチの仕方を組み立てることです。

例えば、人の目を気にして自分を卑下する人が
苦しくて生き辛さを抱えている場合

今まで自分を抑えこんできた方が目の前にお二人いるとします。

お二人の過去や生きづらさが似ているAさんとBさん。
似ているからといって同じやり方でアプローチできるとは限りません。

カウンセリングで使う技法(道具)は幾種類もあり、
本来はその方の性格傾向や経緯を理解した上でぴったり合ったものを
選んで心理カウンセリングをします。(見立てる)

A子さんに合ったものが
B子さんには合うとは限らないのです。

ましてや心理カウンセラー自身が私はこうだったから、
こう乗り越えてきたからあなたもねと考える「見立て」は
「見立て」ではなく自分の意見でありカウンセラーとして無責任です。

事実に基づいた検証と分析の上見立ててアプローチを決める。
そして受ける方への説明と理解と合意が必要です。

心理カウンセラーによって行動からアプローチをかけるのが得意な方、
内面を対話で浄化させていくのが得意な方、
またアートセラピーが得意なカウンセラーや、
とにかく感情の吐き出しを促す手法が得意な方など
カウンセラーによって得意なものが異なる場合もあります。

ただ共通しているのは心理カウンセラーが主体であっては本末転倒だということ。
クライアントにそのやり方が合うか合わないかを見立てるのは心理カウンセラーの仕事です。

そのために、心理カウンセラーや先生はあらゆる場面や人や学問から学び続けることと
自分を振り返ることが必要だと思います。完璧はないので。

なら結びのカウンセリングは各種療法・技法やアートセラピーなど多種を取り扱いますが、
これは私には専門外と思う時はお引き受けしないか適切な方をご紹介します。

「見立て」や「発信」に責任をもつ

心理カウンセラーとして講師としてこれからも大事にしていきます。

◆「イメージトレーニング」の練習法

「イメージしたものは叶う」と言われます。

昔、10年つとめていた幼児教室では
毎回イメージトレーニングの時間がありました。

週1回、50分レッスンの中で
約5分間、最初にイメトレをします。

ごっこあそびや、もし〇〇だったらという想像遊び
一本の横線を引いて何に見える?と想像したり
小さくなって体の中に入っていくイメージをしたり
手の上にのせたタオルを冷たいとイメージするなど。

手をかえ品をかえ毎回イメトレのワークをしていました。

これをやったのとやらないのとでは集中力が全然違います。
学習成果や記憶力にも成果が出ていました。

イメトレは子どもにとっては遊びなのでα波状態になり集中力も高まります。

かたや大人は、ここにないものをイメージすることが難しいという人が多いですね。

子どもは得意。
そもそも、小さければ小さいほどイメージ・感情・感性の右脳優位なので
不必要な「思考」や「論理」に邪魔されずイメージ(想像)しやすいです。

ということは、大人が出来ないのではなくやり方や感覚を忘れてしまっているだけ。
思い出す・取り戻せばいいということ。

いきなり想いを描くとかイメージするのが難しいのであれば
日常でできる簡単なイメトレのための
トレーニングからはじめてみてはいかがでしょうか。

【景色を想像する】
(1)窓をあけて景色を見る。
 瞬きと同時にシャッターをきるように目にやきつける

(2)窓を閉めてその景色を窓の向こうにリアルに再現してみる(想像する)

【食べもの編】
(1)ゆっくり味わう。または飲む。

(2)口の中に何もなくなった状態でその味を思い出す。

これらを応用して子どもの頃のように、
ごっこ遊びの要領でやってみると楽しめます。

要は、現実にあるものを五感のイメージで再現することから。

「イメージしたものは叶う」

ぜひ、イメトレのための軽い遊びワークを楽しんでみてくださいね!
もちろん、叶えるための計画と行動も一緒に!

◆心の距離の取り方5段活用

心理カウンセラーになりたての頃
プライベートでの人との距離感がわからなくなった時期がありました。

カウセリング技術を習得して聴きすぎたり相手に頼られたり期待が大きかったり、
また自分が話をしたい時には以前以上に敏感になりしんどくなりました。

ストレスがたまってきて
ミイラとりがミイラになる危険状態。

そこで、恩師(カウンセラー)に相談しました。

その時教えてもらったのは「心の距離の取り方5段階」です。

「心の距離の5段階」とはどんなに親しくて大事だからといって
常に心配し思いやりを示したり同じように声をかける必要はないと。

それを電車の一場面に例えて教えてもらいました。

【電車内での人とのお付き合い】

(1)他人同士
 知らない人には声をかけないし何度も見たりもしない関係

(2)顔見知り程度
 互いによく逢うねと認識してアイコンタクトする関係

(3)挨拶程度
 何度も会うようになって挨拶をしたり一言二言交わす関係

(4)情報交換や親しく話せる
 プライベートの話しや相談をしたりできる関係

(5)胎児のように包みこむ
 我が子を抱くように愛情をもって関わる関係

以上が「心の距離の5段階」ですが
親しいからといっていつも(4)や(5)ばかりだと
一方的になりやすく押し付けや自分本意の関わりになります。
どちらかに心負担がかかります。

また、あの時は(5)だったのに、、、とずっと頭の中で
相手のことを考えて結局、自分のことがおざなりになる。
なかなかコトが進まない。

この5文型ならず「5段階」を知り実践してからはストレスが激減しました。

私って人に対して重たかったのね~って。

これは我が子でも同じ。
適度な心距離をつくるのも愛情です。

今、入ってきてほしくないなと感じたら(1)や(2)の心距離でいる。
考えすぎない。

それでも相手が気になって仕方ない時は
相手の心配ではなく自分の不安や心配が上がり自信が下がっている時です。

自分に優しく愛情をかけていないサインかも。

本来関係は一定ではなく変わるもの。
発展かストレスになるか、よい関係をつくるヒントがあります。