小さいことから大きいことまで毎日選択の連続です。
私が近年で一番迷ったのは
以前勤めていた仕事を辞めるか辞めないか
独立するかしないかでした。
人生の大きな転機の1つです。
その時、なかなか答えが出せずに行ったり来たりしたのですが
選択するのにやったことは3つでした。
【1】自己対話
【2】人と話をする(聴いてもらう、意見をきく)
【3】自然と繋がる
まず【1】自己対話についてです。
とにかく自分と話をしました。
心理カウンセラーなので自分に心理療法や技法を使いました。
その1つが「論理的帰結(ろんりてききけつ)」です。
「論理的帰結」は自分のとる行動の結果を
良い悪いにかかわらず出来る限り明確にし客観視する方法です。
やり方は簡単ですが、この客観視と細かく明確にすることがポイントになります。
【手順】
1、自分の置かれている現在の状況を書きだす。
出すだけに集中する。
2、選択に迷う行動を1つずつ取り上げ
その1つに対しての良い点と不都合な点をあらいだす。
考えられること全て細かく出しきる。
(例)
・今の仕事を辞めた時の良い点・不都合な点
・仕事を続けた時の良い点・不都合な点
・半年間保留にし、今の現況を続けた時の良い点・不都合な点
3、2で出した両者を並べて気づいたことをさらに書き出す。
自己対話を繰り返す。
4、少し離れてみてみる。
5、今後の行動を決定する。
以上が「論理的帰結」の手順で自己と対話する方法ですが
思考をフルに使う対話の仕方です。
人によってはこのやり方が合う合わないはありますが
自分との対話を整理し境界をひいて
客観視して考える手助けをしてくれます。
今まさに、選択に迷っている方は
仕分けの考え方と手順を参考にやってみてくださいね。
次に【2】人と話をする。
こちらは誰でもいいというわけではありません。
話す人、聴いてもらう人を間違えると余計混乱します。
では、どんな人がいいのか?
選ぶ基準は2つです。
1、普段、自分の話が長すぎない人。
一方的なアドバイスをしない人。
理屈なく安心できる人、信頼できる人。
2、自分と同じような立場になって乗り越えてきた人。
または尊敬できる人。
私も選択で悩んだ時、人に聴いてもらいました。
【1】の自己対話は(論理的帰結)効果がありますが
聴いてもらうことでさらに自己対話が深まります。
聴いてくれる人は答えを出してくれる人ではなく
自分が悩み考えることを邪魔しない人です。
最後は【3】自然と繋がるについて。
こちらは、【1】【2】とは違って
ただ、ぼぉーっと考えることから離れてみることです。
一生懸命考えないこと。
自然に触れたり、五感が喜ぶ時間にあえて委ねてみること。
そして、その後に「どうしたい?」と自分にハグするように優しく聴いてみて下さい。
【1】~【3】をする時、これらの効果を出すためのコツがあります。
それは時間を区切って試みること。
時間があるからといって、何時間もやると心身疲労します。
私はカウンセリング時間と同じく50分ほどやったら一度スパッとやめます。
長いと逆に混乱します。
同じように選択に悩む機関も決めることにしています。
どっちを選んでも
また全く思いもよらない新たな選択がでて決断しても
あなたはあなた。
悩むことは自分の人生を愛する行為だと私は思います。
あなたにとってよりよい選択ができますように。