「〇〇先生、全然話聞いてくれへん。。イヤや」
ある小学生が私に言いました。
先生は子どもに無関心なわけではなくむしろとても熱心。
ただ行き渋りもあり困っておられてたので、私から
「今この子に必要なのは、まず、きくことかもしれませんね」とお伝えしました。
ところが後日、変化はみられず、先生から返ってきた言葉は、
「ちゃんと聞くようにしてるんですけどねぇ。」とのことでした。
聞いてみると、以前よりさらに質問しておられたようで、
「先生なんでも聞くで!遠慮なく言いや」って。
グイグイーっと
ちゃんねん、ちゃうちゃう
その「きく」じゃないねん(心の声)
私の伝え方が足らなかったことに気づきました。
日本語にはいろいろな「きく」があります。
音を聞く。
話を聞く。
情報を聞く。
そして、相手の気持ちに耳を傾ける「聴く」。
私が提案したのは質問を増やすことではなく、
相手が安心していられるよう
その子の気持ちを想像し受けとる=待つ、聴くでした。
考えてみれば大人だって同じです。
しんどい時に、
「で?何があったん?」
「それで?」「ほんで?」
「何でも言うてみ」と続けられるとお腹いっぱい、、
事情聴取のように感じますよね。
必要なのは言わせるのではなく、
「話しても大丈夫」と思える安心感をつくること。
そのためにはあえてグイグイ聞かない。
見守る。
いったん、何もしないことを、する。
そんな「受け身」が必要です。
今回の出来事を通して、「聞く」という言葉の奥深さと、
伝えることの難しさを改めて感じました。
私自身、もっと丁寧に
「聴く」「伝える」を心がけたいと思います。