◆体の痛みや違和感から、わりきれないものに気づく

ある日、首と肩が重だるかったので
整骨院に行ってきました。

首、肩に限らず局所に違和感を感じる時
大概はそこそのものでなく
別の所からきている場合が多いです。

今回は、左のふくらはぎの付け根が少し腫れていたようで
そこをかばっていたら首、肩にきていたとのこと。

ほんま?自分ではまーったく自覚ない

ふくらはぎに、でーっかい湿布を貼って
肩首に電気を流してもらい、
足を上げてブルブル揺らすマシーンに乗ったら、、あら不思議
次の日痛みゼロ。肩、首の違和感なくなりました。

ほんまかいな?とちょいと疑いすみません(笑)

なんでも早めのケアや対策大事ですね。

先生は体の不調は精神と結びついているとおっしゃり
合点が行く部分もあります。

なので体の違和感を感じると最近何か変わったことない?
ストレスの度合いは?
同じことグルグル考えてないとチェック、チェック!
そうすると何かしら気づくこと多いです。

心に負担がかかっていたこと
がまんしていたこと
不安や心配ごと
こんなことがストレスに?とスルーしていたこと、、。

その時は公私とも忙しくその中で
「割り切れない思い」があることにも気づきました。

仕事はわりきれる、悩んだとて。
ですが身内や親族間となるとなかなか割り切れない
あー。そういうことか。

痛みや小さな違和感を感じた時に起承転結があるとしたら
体の違和感 → 他の場所 → 精神状態は? → 気づく、でしょうか。

精神の理由がすぐには解決しなくても
それに気づく、わかってあげるだけでもどこかほっとし、体が緩み
随分ラクになるものだなと思います。

忙しく、気候も不安定な今の時期
普段以上に体と心に寄り添いながら過ごしたいと思います。
皆さまも、ご自愛ください。

◆うちの子がゲームにはまらなかった、からの違和感

所用で電車に乗っていた時
周り皆スマホ、スマホ(わたしもな)
両隣りはゲームしてはりました(ちらっ)

私はほぼやらないので面白さがイマイチわかりません。

それもあって我が子にも積極的にゲームを
与えてきませんでした。

ある時「なんでゲームせーへんの?」と聞いたら
だって、欲しい時に身近になかったやん
タイミング逃した、と言っていました。

タイミング(笑)

友だちや、親戚の子はハマり、中にはそれで体調不調や
昼夜逆転の生活リズムがめちゃくちゃ
人間関係うまくいかないなど弊害が出て悩んでいた
親、知人も知っています。

なので私自身、以前は「ゲームに触れてこなくてよかった」と思っていました。
が、この仕事をするようになって違和感も抱くようになりました。

そもそもゲーム自体が悪い?
そんなことは、ない

だってゲーム好きな人が皆がみな、そうとは限らん
要は、どう付き合うか?ですよね。

これってゲームに限らず
お酒、タバコ、薬とか、賭け事
人間関係への依存、オヤツとか(←私)

子育ての方針として
「うちはゲーム禁止、買い与えません」
というご家庭もあるかと思います。

確かにないものはやらないし(出来ない)
知らないものに面白さは感じにくいですが(反動で逆もあり)
ゲーム好きで毎日しておられる方でも趣味や癒し、
気分転換でうまく付き合っている人も沢山おられると思う。

良くない影響、環境は出来れば避けたいけれど
極端に排除するのではなく付き合い方を育てる方に
シフトするのと、しないのとでは全然ちがうよなぁ。

ゲームやスマホ、SNS
その人自身が欲求や感情をコントロール出来るよう関わる
そんな題材に出来るポテンシャルもあるんやなぁ。。

そんなことを思う電車スマホタイムでした。

◆相手から「受ける人」と「受けない人」の違い

体のメンテナンスでお世話になっている
先生はいつお逢いしても「一定」です。

広告なし、口コミだけで満員で
新規を取れないくらい人気の先生なので
一日に何人もの体を診ておられますが、ほぼ一定。
様子が大きく違われることがありません。

そんな先生ですが開業当初は
しんどくなられることが多かったそうです。

いわゆる「受ける、もらう」という影響で、体に直に触れる分
相手のしんどさ、気の弱りや滞りをもろに受けてヘロヘロだったそうです。

病気はその人自身ではないですし
病気が悪いわけでは決してない!と私は思います。

ですが、病は気からというように気の流れや
なんらかの要因組み合わせで誰でも起こりうるものであるのも病気。

で、話しを戻して開業当初、それだけ影響を受けていた先生が
今自分の状態を一定に保てるのは何故か?

お話をお聞きしていて大きく2つあるなと思いました。

一つは自身の体のケア。
・早寝早起き。
・体を温め血の巡りをよくする
・電磁波に気をつける(スマホ等の付き合い方)
・毎回お風呂上がりに冷水を浴びる
・食べものに気をつける、など

もう一つは心の姿勢、在り方です。
それは「すべて受けいれようと思うようになってから影響を受けなくなりました。」
とおっしゃっていました。

これ、すごくわかる!
心理カウンセラーの私も同感です。

全て受けいれたら余計受けるじゃないか?
と誤解されそうですが、そう言う意味でないと思います。
(先生に確かめてないけれど)

受け入れるというのは私情を挟まないこと。
つまり自分の経験と重ねないこと。

私ごとと分けてあなたのものとして
丸々受けいれること、だと思います。

また相手のかわりに、自分がなんとかしよう、してあげよう
出来ると、勘違いしないこと。
境界をひいて関わらせて頂くこと。だと思います。

そのためにも常に学び続けることや
アップデートが大事ですね。
先生もずーっと学びを継続されています。

体にしろ、心にしろ人様に触れる仕事は
常に自分が問われます。
自身が整っていないと厳しいです。

私もほぼ「一定」を目標に日々ゆらいでる。
全てを受け入れる姿勢でのぞみます。

【オマケ】
強烈に受けたと感じた時の応急処置
肘から下を冷水で数秒洗い流す(両腕)
気は手先から入りやすいとのこと効くそうですよ。
(体のメンテナンスの先生より)

◆「そんなことを知らずにどうやって相談にのれるのでしょうか?」と言われた研修

先日、受けたオンライン研修は
「ネットいじめの現状と指導の方向性」というテーマでした。

序盤、講師の先生が約80名の受講者に問いかけられました。

ステメ
ストーリー
荒野行動
出会い系のアプリの名前

皆さんはこれらの名前、内容を知っておられますか?

質問の答えはzoomのチャットに番号等で書き込んでいきます。
2時間ずっと相互交流型の研修でした。

この研修は「なら思春期・不登校支援研究所」が行っているもので
全国の教育関係者、スクールカウンセラーや援助職が参加されています。

普段何かしら教育や相談、援助に
関わっておられるベテランの方々です。

私が知っているのは4つのうち1つだけでした。
しかも普段使いすることなく知ってるという程度。

私だけでなく参加者の殆どが全部を知らず
また使ったこともない方が殆どでした。

それを知った先生は声を大にされておっしゃいました。

「それでどうやって相談にのれるのでしょうか?」

えっ!そんなん知らんことだってあるやん?
知らないからこそ聞くやん?
心理相談受けるのに全て知ってるわけないやん?
気持ちを組むが前提やん
と疑問や反発心でモヤッとしましたが
研修後にはおっしゃる通ーり‼︎

知らない自分を知っているつもりに
なっていたことに気づきました。

今の時代スマホ、SNSは身近で当たり前。
その文化はどんどん進化しています。

10年前に掲げたIT目標が
今は80パーセント以上達成されているそうです。

身近なところで言うと自動運転やレジの無人化
位置情報アプリやゲームなど。

今、開発されている技術では遠隔に居ている人同士が
自分が見ている景色を専用のコンタクトをつけることによって
同じものが見えるようにもなるそうです。わ、すっごー!

今行っている学校でも(スクールカウンセラーの仕事)
授業で全員がタブレットが使うのは当たり前。

子どもたちの話を聞いていると給食委員の活動は、
生徒が動画を撮りそれを編集し皆に情報提供をしたり、
図画工作の授業ではタブレットを使って写真を撮り構図や見せ方を学んだり
もちろんひとふた昔前の時代や昭和の頃の授業スタイルもないわけではないけれど、
今やネットの初体験ら0才〜2才からが当たり前。

考えてみるとうちの姪っ子も1才代で動画や
YouTubeみていましたし2才では自分で操作していました。

そんな時代だからこそ起こる問題や悩みに
「ネット」や「スマホ」は関連して居て当たり前。

人間関係にしろ、発達障害の問題にしろ
そこの繋がりなくしてはよりよい解決は得られないことがわかりました。

そら何も知らないでどうやって相談にのっているのと問われてもトーゼンだなと。

人の悩みは人間関係からくることが殆ど。
今やネット、スマホの介入が子どものイジメ、
不登校に結びつくのも珍しくありません。

また親や教師カウンセラーなどがそのしくみを知らずして
関わることで、より問題が複雑になりうることもあります、、怖い。

例えば、今、誰かと付き合うのに出会い系アプリで出会う、
結婚するなどはめずらしくありません。

ただそれによって子どもが被害にあったり巻き込まれ、
身も心も深く傷つく事件が後をたたないのも現状です。

今回の講義では出会い系アプリといっても
色々あって、例えば0円、3.000円
10.000円の会費があるとしたら
どれが比較的安全か?と問われたのですが

そら知らんわ、、、

一概には言えませんが0円のところは要注意。
(タダほど怖いものはない)
じゃぁ一万円(高額)だったら安全か?というとそうではないらしく
逆にマニアックな方や手法等でトラブルになる可能性あるそうで
この中では3.000円くらいの会費でかつ、
年齢制限(例、18才以上等)をしているところなどが
比較的大丈夫だそうです。

とはいえこれも絶対なんてないし出会い系アプリの良し悪しではなく
どう付き合うか、どう関わるかが肝なところ。

これらは講義のごくごく一部ですが
知らないことがアカンと責められているわけでは決してありませんでした。

ですが知らないレベルを自分流に見積もっていては
裸の王様状態であること。

特にベテランと言われる年代や専門家、人を育てる立場の方々は
玉手箱を開けて、年を取った浦島太郎状態になっていることに
気づいてない(周りが同じだから)

それらを省みる必要がありますしアップデートの重要性
自分の姿勢や行動を考えさせられました。

自分が小学校の頃に読んでいた漫画、ドラえもんの道具の世界が
今、現実になりつつある現代です。

のび太
スネ夫
ジャイアン
出来杉くん

ひと昔前の時代のイジメっ子はジャイアンが典型的でした。

今はジャイアンではありませんよ!
ときっぱり先生はおっしゃっていました。

のび太は、イジメられ役。
じゃあ、スネ夫?
いやスネ夫はそんなキャラではない。
じゃあ、出来杉くん?
いやいや出来杉くんは出来杉くん。

じゃあ誰???
みなさん誰だと思われますか?

こたえは、、、
しずかちゃん だそーです。
衝撃、、(あくまでイメージ、例です)

それも現代のネットのコミュニケーション
イジメの構造を知り理解すればなるほどと納得できます。

今回、受けた研修はなら思春期・不登校支援研究所が
開催しているオンライン研修です。
研修内容、講師は毎月変わります。
今回の先生は竹内和雄先生でした。

今回、ここには書ききれない内容もあり
けっこうなカルチャーショックを受けましたが、先生が発っせられた言葉に
一筋の希光を感じたものもありました。

それは、問題はスマホや文化、時代ではなくこころの問題です。
IT化、ネット、文化が問題でなくこころ次第であるということ。

問題の大きさに反比例して私はこの言葉にどこか救われた気がしました。
何故なら、本質が「心」だから。

スマホやネットが悪いわけでない。
むしろ恩恵ははかりしれず今の豊かさはそのおかげです。

だからこそ事実を知り、正しく怖がり
付き合い方を選んでいける人間力が自他に必要なんですね。

どんな現状であれ「心を知り、育てる」ことが
個人、社会、未来の豊かをつくる要になる。
そこに光があると信じたい。

スクールカウンセラーの仕事
様々な年代の方の個人カウンセリング
キンダーカウンセラーの仕事
関わる方、子どもや先生、親御さんから
教わる姿勢で時間を共に出来ることが身にしみます。

また正解が何かわからないけれどこれからも一緒に悩み
考えることを共有したいと思いました。

そのためには知ること、学ぶことを続けていこう。
知らないことがダメなことではなくアップデートが必要ですね。

長くなりましたが、最後まで
お読みいただきありがとうございました。

◆待ってるだけじゃ救えない命がある!

『待ってるだけじゃ救えない命がある!』

映画(今春)、TVドラマ(去年)で
人気の「TOKYO MER」の決めゼリフです。

死者ゼロを目指し危険な現場、困難な状況でも
人の命を救うためには諦めない。

医療従事者のチームが災害現場、事故現場などへ出向き
消防や警察、行政と連携し
ただ目の前の命を救うことだけに
立ち向かうシーンに心うたれてきました。

2023年春公開された映画も初日の夜、鑑賞してきました。

ひとりで行っていっちばん後ろの席で
ハンカチぎゅぎゅぎゅっ、号泣ー。

役者さんや、役柄、人間模様も好きですが
この作品のどこに惹かれるのか今回わかりました。

私は医療従事者ではありませんが援助に携わる仕事をしています。
心理カウンセラーは受動的、待つという姿勢が礎となります。

ですがこれまでその概念に違和感というか、なんというか
言葉に出来ないモヤッと感というかもどかしさを感じる場面がありました。

主役はクライアント
(まちがいない)

心理師が治すのではなくクライアント自身が自身の治癒力
自己実現能力、本来の力を発揮できるよう
支援、寄り添い、伴走、支えるのが自分の役割である(そのとおり)

こちらが積極的にグイグイ行くのではなくて
受容、待つが基本その人のペース想いを尊重する(うん)

そうなんです、そのとおりです、、が。

この春学校で働くようになって(スクールカウンセラー)
決められた枠内でびっしりのカウンセリング予約を受け(時間足らん)
職員へのコンサルテーション、連携機関への対応等をする中で
思わず叫んでいる自分がいました。

待っているだけじゃ救えないこともある!!って。
心の叫びー!

カウンセリング時間は、通常一枠45分〜50分ですが、
予約を受け身で待ち、希望者にまるまるその時間をとるのではなく
例えば時間を短縮し関係者への働きかけを優先させたり
危機介入に繋がることが必要だったり
心理学、心理療法のみならず
支援に使えるもの、効果が期待できるものは使う!という工夫や発想
積極的な提案、協力要請をしたり、
そのための行動と勇気が問われたり
現場に入ったからこそわかることがあって。

例えば、不登校やいじめ問題でも
外からみた理想的な議論や意見、知恵、知識だけでは
実際の改善にはいたらないケースなど多々あること。

そう、現場の先生たちは
せーいっぱいやってるんです。
(色んな方がいらっしゃるのも事実ですが)

あれですよ、あれ事件は会議室(机上)で起きてるんじゃない!
現場で起きているんだ!ってな。(なつかしい)
踊る大捜査線の名ゼリフです。

守秘義務があり具体的に書けないのがもどかしいですが(現場を知ってほしい!)
受け身ではなく、適材適所で柔軟に能動的に動き
待つ、待たないをその場その場で判断していくこと。
そして色んな方々との連携を積極的にしていくこと。

とにかく支援者の考え方、行動の
アップデートの必要性を感じる今だからこそ
ドラマ・映画のあのセリフに惹かれるのだと思いました。

5月より、なら思春期・不登校支援研究所の
勉強会に参加しています。

http://nara-futoko.net/

スクールカウンセラー、公認心理師、臨床心理士、
教師、教育関係者など80名の方が参加されています。

前期は募集が終わりましたが
今年度、後期も募集があるそうなので
ご興味ある方は是非ご覧ください。