◆会話の要約力を上げる練習法

相手の話の要点がつかめないし、
自分の伝えたいことがまとまらず、
何を言いたいのかわからん!とよく言われるんです。
何か改善する方法はありますか?
と、ご質問いただきました。

カウンセリングの傾聴では「要約」という技法があります。
読んで字のごとく話しをまとめて返すという言語の技法です。

カウンセラーの訓練では実際に面接(ロールプレー)を設定し
クライアント役の話をまとめてて返すという練習をするのですが
これを日常でするとなると現実的にはやりにくいと思います。

なんせ頭の中でまとめている間に
どんどん話題が展開していったりしますもんね‥

ならば人を介しない「ひとり要約練習」はいかがでしょうか?

用意するものは手持ちの本のみ。

これまで繰り返し読んでいるものでかまいません。

やり方はシンプルで、1ページ〜数ページ読み、
もしくは小節か段落ごとに本を閉じ、
その都度話しの内容を振り返り、まとめて言葉にするのです。

できれば口にだして簡潔に。

その時の留意点は自分の感想や主観はいれないこと。

そして必ず答え合わせもします。

この方法であれば要約する長さも選びやすいし
何より「まとめる」読むので
主観と本題をわける練習にもなります。

うまく要約ができない場合は

自分の主観と相手の話(内容)が

ごっちゃになっていることが

多いです。

話の要点をつかんで

聴いたり、伝える「要約力」を

アップしたい方は

一度ためしてみてくださいね照れ

◆相談を受ける人、助ける人の心がまえ

親しい人が悩んでいたり
苦しんでいるのを見るのはつらいものです。

そんな時はついあれこれ助けたくなります。

助けたい!助けよう!と思うのは
相手を思うからこそですね。

ですが関わり方によっては
更に悪化する場合があります。

その理由が一生懸命手助けしたことが
「あなたの力では問題解決できない!」という
隠れたメッセージになって相手へ届いてしまう場合です。

大切で心配だからこそ、アドバイスをしたり助けたことが
あなたより私の方が信頼できるでしょ?

あなたより私の言うことの方が重要でしょ?

あなたより私の方が価値あるでしょ?

と相手に届いてしまう場合があるのです。

これらの無意識のメッセージは溜まれば貯まるほど
自信を失いさらに他力本願になり
自分で解決する力を弱めてしまいます。

どんなに親しくても、または親しいからこそ
なんでもかんでも手助けしたり
必死でアドバイスをするのは
逆効果になることがあるなんてこわい。

なのでいくらやってもよくならない、
またはこれまで以上に悪くなる時は、
相談を受ける側が距離をとったり、
しかるべき専門家に相談を促したりと自分が頑張らないことが
相手のためになることがあります。

ですが実際にそうしようとすると
「何もしていない」
「何もできなかった」
と自責の念におちいりがち‥

普段心理援助の仕事をしている私でも近しい人のことで
気がかりがある時はそんな考えがよぎることがあります。

そういう時は相手の中にあるよくなる心の力を信じる!

そう呪文のように繰り返し距離をとるようにしています。

そして自分の心がラクになるような時間も意識すること。

近しい人が悩んだり苦しんでいたら
「あなたなら大丈夫!」と隠れメッセージを
たくさん届けられるような自分でいたいものです。

◆運命の人に出会った!という錯覚

運命的な出逢いや感覚。
憧れる人が多いのではないでしょうか。

私もですが(笑)
以前は(数10年前)心から切望していました…。

興味深い実験があります。

インドのラージャスターン大学で行われた
「お見合い結婚」と「恋愛結婚」の満足度を調べた研究です。

結果、結婚1年以内は
・恋愛=70点 ・お見合い58点

結婚長期後
・恋愛=40点 ・お見合い68点

この結果ではドキドキでキュンキュンで
もうこの人!と、はじまった恋愛結婚より
お見合いの方が満足度が高いことがわかったそうです。

とはいえあくまでも実験は実験。

同じ人物が2つを経験した検証ではないので100%はないし
個人差がある前提ですが、、

ただ実験としては恋愛よりお見合いの方が
満足度が高かったという結果ですね。

その理由はなぜでしょう?

それは恋愛結婚の場合は自然に上手くいく前提での
結婚スタートなので互いの努力が少なくなり
(こんなはずじゃなかった、、)

一方お見合いは上手くいくかわからない前提から始めるので
互いに歩みよる努力をするのではないか?という
仮説がたてられたそうです。

なるほどなぁ‥

愛は最初から「完璧にあるもの」と
「つくっていくもの」の違いですね。

また恋愛心理の観点からみると
「運命的な恋愛=強い引力」の関係は、
過去に満たされなかった愛されたい願望や
見捨てられ不安が働き
それを埋めてくれるだろう相手に
強く引き合う可能性が大きいと言われます。

なので、あんなに好き同士だったのにいまや泥沼化など
互いに傷つきあう例も少なくありません。

そう思うと世の恋愛や、美談の恋って
ま、ぼ、ろしぃ〜・・・だったりする。

確かにジェットコースターのような
恋愛(感情)は息切れするししんどい。

一方で愛は互いに試行錯誤しながら育てていくもの。

そうやって築く関係は地味でも
心から満たされると思います。

心から安心できる関係とは刺激やハラハラドキドキは少なく、
どこか物足りなさを感じながらも日向ぼっこをしているかのような
穏やかな関係だともいえます。

これ恋愛に限らないなぁ。

心から満たされる愛情関係を築くためには、
まず自分を愛すること

自分を愛するためには自分をよく知ること

自分を知るためによく観察すること。

過去に大好きになった人
今出会っている人
変わらず共に繋がっている人たち
そして自分自身も。

それぞれがそれぞれに心穏やかな
深い愛に向かい続けているといいな‥。

◆心の「とりあえずスペース」を活用する、ストレスとの付き合い方

部屋の状態と心の状態は連動していると言われます。

また片付けのコツは
「モノの場所を決めること」だとも言います。

とはいえすぐに片付けられない時もあり
そんな時は「とりあえずスペース」を
つくっておくと良いと言われますね。

これは心も同じ。

以前、息子にある日の予定を聞いた時
「今日は部屋にこもるねん。
考える日やから(←だから声かけるな)」
と言っていたことがありました。

考える日って???

後日理由をきいて部屋の片付けと似ているなぁと思いました。

当時彼は日常で気になることや
考えなければならないことが出てきた時は(モノ同様)
心の「とりあえずスペース」にいれていたそうです。
(スマホのメモや、ノートなどで)

そして後日あらためて考える時間(日)をつくり
仕分けをするようにしていたんだとか。

なるほどなぁ〜上手い上手い!
理にかなってると思いました。

考える時間や場所を変える(仕分け)ことで
自分の感情を無視したり押し殺すことなく
気持ちの安定をはかりやすくなりますもんね。

とはいえ人によって、またコトによっては
それらがトラウマからくる場合は
「とりあえず」ではおいつかない時もあるかもしれません。

その場合は根本的な見直しを
カウンセリングで行うのもひとつだと思います。

部屋(空間)も心もスッキリと快適に
過ごせるといいですね。

私も日常的に「とりあえずスペース」にポイポ〜イッと。
重宝しています。

◆うまくいかない時の対処…反対のことをする

うまくいかない時ほどなんとかしよう!と
やっきになってしまいがちですが、
うまくいかない時の対処法のひとつ

反対のことをする!(違う方法を選択する)

体調、人間関係、出来事など

例えば、言うことを理解してくれない相手に
言えば言うほど逆効果になることってありませんか?

モノはためしに「言う」の反対ってなんだろう?
と考えてみると

聴く
距離をとる
そっとしておく‥etc

うまくいかない時ほどひとつのやり方に固執しがち
そしてそれ以外のやり方を試してみる
チャンスやタイミングだったりします。

普段人に相談しない、あまり頼らない
自分で解決しようと頑張る方が行き詰まった場合、
「人に相談をしてみる」のも
いつもと違う選択をするひとつですね。

あっ

いつも人に聞いてばかり、他人任せの方は
いったん「自分で考えぬく」をふんばってみるといいかも!

うまくいかない時ほど今のやり方を見直す
タイミングとチャンスです。