◆板挟み

私のカウンセリングを受けて
症状が回復されてきたクライアントさんが
ある時を境に調子を崩されたことがありました。

きっかけは、クライアントさんが
他の専門家の意見や見解を聴かれ、
それが私と違っていたことが要因の一つでした。

信頼してきた各専門家の言うことが違うとなると
そりゃぁ迷うし混乱します。

こういう時最優先に考えなければならないのは、
どちらかの正しさではなくクライアントさんの「安心」。

体は正直なもので迷いや疑いが、不安や心配になると
てきめん症状に出やすいです。

そこで私はこれまでのカウンセリングを振り返り、
整理し、別の専門家に伝えていただき
先方の意見を伺うことにしました。(ご本人の意思と合意で)

クライアントさんのための治療的カウンセリングが
支援の相違で混乱させたり板挟みになるのは辛い。

直接連携が出来たらいいけれど順序がありますし。

何にせよ、何のために? 誰のために?
そこがブレないように気をつけたい。

私の関わりがクライアントさんにとって
今、最善でないならば変えるのも一つ。

これに限らず、どの事例でも
まず「安心」を感じてもらえるよう
心がけていきたいです。