◆スクールカウンセラーの採用試験と結果

2023年が明けてからいくつかの自治体の
スクールカウンセラーの採用試験を受け、
その内のひとつの結果がわかりました。

合格!

春からは従来の個人相談に加え、
スクールカウンセラーデビュー。
忙しくなるけれどやりたかったことのひとつです。

現状のカウンセリングとの違いは
個人支援か、チーム支援かです。
今回どの面接でもそこを問われ深掘りされました。

心理カウンセラーとして専門性を発揮し支援する上で
個人と、チーム支援の違いは何か?

もし管理職(校長先生など)と
見立てや意見の相違があった場合
どう接するか?(具体的な例で)

生徒からのカウンセリングや教師からの相談が
次第に減ってきた場合どんな対処、行動をとるか?

クラスを見学した場合、
生徒の何を意識的に観察するか?など

質問は千差万別でしょうがどれもチーム支援の
理解と対応力に即した問いでした。

他には、いじめ、不登校、発達障害、ヤングケアラーなどの
問題に対する対応や支援について具体に聞かれました。

また自治体によっては筆記試験、論文記述試験もありました。
私ってば、とにかくやってみたい!と思ったら「おりゃー!」と即行動、
なので受験しながらの勉強でしたがそれがよかった、のかな?
ここからがホンマのスタートです。

各自治体の教育委員会や文科省が出しているホームページは
充実していてとても勉強になりました。

今、義務教育課程のお子さんの子育てや悩みがある生徒本人、
また心理援助職の方はぜひ各自治体のホームページを読んでみてほしいです。

個人セッションと、チーム支援
どちらにもメリット、デメリットがあります。

個人セッションだと個に応じて支援を出来るのがメリットですが
反面、関係が密になる分カウンセラーの得意分野に隔ったり、
視野が狭くなる可能性も否めません。

特に子ども、学生に関してはチーム支援が必要。
今回、そのような点からも志願しました。

自治体によっては面接が刑事さんからの取り調べのようで
(↑個人的な感想)その勢いに怖っと数秒ビビりましたが
逆にそれで自分にスイッチが入り、
熱くなっちゃってメラメラとりゃー!と応え
その結果合格できたのかもしれないです。

振り返ると教育委員会の面接官は、
生徒や養育者、現場の教師のことを考え
この国のよりよい未来をと
日夜本気で関わり、それだけ真剣だからこそ
熱く圧く問うて下さったように今は思います。

そうそう下記も各面接で聞かれました。

「スーパービジョンは定期的に受けていますか?」
「スーパーバイザーは臨床心理士か公認心理師の資格をお持ちですか?」

スーパービジョンとはカウンセラーが
別の心理カウンセラーに受ける個人セッションのことです。

まず相談される側が健全であり、
どんなに経歴や経験者、年数があれど
その人自身が「人に相談できる人か?」
「振り返りが個人枠や自己流になっていないか」
を重視された質問でした。

私自身定期的に受けていますが
今回念押しで言われた感がありました。

あとやたら出る「資格」という言葉に少々違和感を抱きましたが、
選ぶ側からすると、初対面の限られた枠内で
スクールカウンセラーを決める判断基準の
一つとしては、いたしかたないと思いました。

というわけで、春から新たな出発。。
従来のなら結びの個人カウンセリングと
キンダーカウンセラーのお仕事。

新たにスクールカウンセラーとしての業務。

個人支援と、チーム支援のメリットを活かした
包括的な心理支援を高めていきたいです。