◆「こんなカウンセリングやっても意味ない!」と思われたこと

以前、あるクライアントと
なかなか信頼関係を築けなかったことがありました。

何かにつけて「でも」「いや、それは違う」と
返答され(ご本人が言ったことでも)
更に数回後には
「こんなカウンセリングやってても意味ない!」
と思っていらっしゃることがわかりました。

とはいえカウンセリングは複数回で
申し込まれた手前まだ残っている状態でした。

正直、私も毎回緊張するししんどい面接でしたが
ここは自分にとっても学びの機会!

「こんな面接」と感じられる気持ちを受容、尊重しつつ、
自身の関わりを省みつつ、
なんとか面接の枠組みを立て直そうと試みましたが、
噛み合いませんでした。

そんなある日のことです。

あれ
今日はいつもと違う‥

お逢いした瞬間
表情が柔らかだと感じました。

とはいえこちらとしてはこれまで通り
無知の姿勢で傾聴をスタート。
するとしばらくして理由がわかりました。

クライアントがカウンセリングの所感を
身近な人に言ったところ、
その方がこうおっしゃったそうです。

「あなた自身がカウンセリング時間を
利用しないと損だと思う!」

そして
「一回や二回で効果は感じられないのも
カウンセリングだから!」

おぉぉぉぉー!
そそそそ、そうそうそう(心の中)

よほどその方の言葉が
ストンと落ちたんでしょうね。

その日のカウンセリングから
クライアントも、カウンセリングも変化し
その成果はめざましくもありました。

とはいえ最初の頃
信頼関係を築けなかったのは
私の力不足であります。

しかしこうやって第三者のサポートや
見ず知らずの繋がりのおかげで
効果がグッと高まることがある!

あらためて「連携」は専門職同士だけでないんだと
可能性に気づかせてもらえた事例でした。

見ず知らずの方に感謝です。

そして1番はクライアントが自分のために
「カウンセリングを活かそう!」
と決められたこと。素晴らしい!

誰に何を言われても
やはり最終決められるのはご本人ですもの。

学ばせていただきありがとうございます。
私自身これからも精進していきます。