◆理不尽なことを受けた時の毅然とした対応

何の仕事でもそうですが、特にサービス業となると
お客様から理不尽な要求や関わりをされることがあると思います。

そんな時、提供する側としては受け身になったりして
関わりに悩んでしまうことがあるかもしれません。

そんな時みなさんはどんな対応をされますか?

10年近く前に参加した、とある自己啓発セミナーは
当時毎回満席になる盛況っぷりでした。

セミナーは2日間で6〜7万くらいの受講料でしたが
返金保証がついていて、内容も良く
アフターフォローも充実し私も参加者も大満足でした。

それにしてもセミナーで返金保証をつけるだなんて!!

よほどの自信と信念がないとできないし
またお客さまへ安心を提供する集客的には
よく考えられたサービスだなぁと感心しました。

その後、セミナーのご縁から主催者であり講師を
つとめられていた方には大変お世話になるのですが
ある時疑問に思っていたことを質問したことがあります。

「これまで実際に返金をされた方はいらっしゃったのですか?」

何百人〜数千人にセミナーをされてきて
返金保証を利用された方はいるのかな???

実際には2名ほどいらっしゃったそうです。

それにしても数千人中2名て!
すごいですね〜。

数だけでなくそれ以上に驚いたのは返金時の対応でした。

返金希望される方は当然気にいらなかった点があるからですが
中には理不尽な要求や内容も含まれていたそうで、
それに対し次のように対応されたそうです。

(1)フィードバックに感謝しいたらなかった部分をお詫びする。

(2)返金をする旨を伝え今後、
当方が主催するセミナーには参加を頂かないようお願いする。

なるほど!!!

サービスを提供する側と受け取る側。

ともすれば上下ができやすい関係ですが
受講生がセミナーを選ぶように
主催者側もお客様を選ぶことは自然なことだと知りました。

なんでもかんでも相手に合わせなくていい。

基準をもって真摯に関わる。
反省とへりくだりは違う。

その毅然とした対応は仕事に限らず
全ての人付き合いに言えるのかも。

人間関係ってその時の波長で引き合うものでもありますね。

心理カウンセリングとて広い視野でみると選び選ばれ、
引き合い築いていく人間関係の一つだと思います。

お互いに心地よい間をつくっていきたいです。