余命を宣告された人が来る未来を受けとめるのに
心理的段階があると言われます。
1、否認
余命があとわずかである事実から逃げている段階
2、怒り
現実を受け入れなければならないことへの反発
3、取り引き
科学や紙にすがり現実を遅らせることを願う段階
4、抑うつ
回避できないことを悟り虚無感に至る段階
5、受容
現状を静かにみつめ心に平穏が訪れる段階
(提唱・キューブラー=ロス)
コロナウィルスの影響で日々、刻々と変わる状況
それに対する政府の対応に
怒りをあらわにした情報発信を目にする時
またその怒りに対して
「怒ることはちがうんじゃないか?」と
更なる反発や怒りの発信に出会う時
その「怒り」が上記5つの段階の
怒りとどこか似ていると感じています。
という私も、これを書いている時点で
その段階にいる1人。
怒りの根底には不安や心配、恐怖があるからで
それ自体自然にわくのは仕方ないと思います。
ですが人と人の怒りの掛け合わせが
更なる被害や悪循環に繋がるのであれば
心の安定に水をさすことは避けていきたい。
その為には怒りの根底にある
不安、心配、恐怖に寄り添い丁寧に丁寧に
怒り拡げないよう意識することが
今できることじゃないかなと思います。