◆心理療法のトレンド

心理療法にもトレンドがあって(トレンド=例えです)
近年は原因へのアプローチから
今ここの反応や行動へのアプローチが取り入れられ好まれ
旧来の心理療法は縮小傾向にあります。

原因へのアプローチとは、一言で言うと
原因を探して無意識やトラウマへの働きかけで
改善しようというもの

行動や認知へのアプローチとは
まさに今ここの行動や考え方に働きかけて
よりよくしていこうとするもの

これは心理に限らず他分野でも
何ができないか?ではなく
何ができるか?に目を向け
また個人の特性、個性、得意を活かしていこう
という流れが強いなと諸所で感じます。

治すではなく活かすへ
障害ではなく活動の選択へ

いい流れだなぁ、いいトレンドだなぁと思う一方で
私は「原因」も自分の一部であることを
忘れちゃいけないと思う
自分に言い聞かせる今日この頃。

トレンドにはトレンドの実証や
エビデンス(科学的根拠と結果)があり
症状に効くからこそですが
心理療法が主役になったら
それは元の子もないよなと。

あくまで目の前の人にピッタリあった援助ができるよう
また自分の好みや得意不得意
知ってる知らないか経験値で関わらないよう

更にそれを気づけるよう
トレンドを取り入れ磨きつつ
温故知新もあたためていきたいと思います。