「こんな些細なことでも
寝覚めの気分が変わるんですね」
カウンセリングで一週間の行動記録表をつけられてきた
クライアントさんがおっしゃっていました。
寝つきも悪いけれど寝起きも悪い(気分)
まさに悪循環だった時に
アラームの音を変えるということを
実践してもらいました。
アラームは目覚ましの役割ですが
人によっては起きたら〇〇しなければならないや、
嫌な記憶を呼び起こすものになっている場合もあります。
また、耳もとに近いか遠いかの距離間でも
心身に与える影響が変わることを
記録表から一緒に発見しました。
睡眠って生理的欲求。
そしてその入り口、出口は起きている時以上に
五感(体感)との結びつきが強いように思います。
なので寝る時も、起きる時もその人にとっての五感が
「快」を感じるようなものを取り入れたり足したり引いたり
工夫をすると寝つきや寝覚めがスムーズにいくことがあります。
ここでいう「快」とは
おだやかな快で激しいものではないやつです。
副交感神経を活性化するようなもの。
たとえば、寝つきをよくしたいなら
・香り→枕近くにアロマをつける
・肌感→肌触りのよい寝具や寝衣など身につける
・視覚→照明を調節する
(暗すぎると余計に考えごとをしてしまうのであれば
明度をいつもと変えてみる)
・音→落ちつく音楽や自然音をタイマーで流すなど。
意外と「こんなことくらい」と思うささいなことや、
知っているけれどやったことはないことなどが
実際にやると改善の糸口になる時があります。
また寝る前にいくら快で楽しくても
テンションや心拍数があがる動画や
本は読まない方がいいかもね。
これも人によって違うので一概にはいえませんが
神経が立つと寝つきが悪くなりますね。
あと自分で自分に暗示をかけるという方法もあります。
1、今日もおつかれさま(労いの言葉)
2、私は私が大好き、AさんやBさんやCさんも私のことが大好き(好きな相手)
3、私はぐっすり寝て、すっきり目覚めることができます。
4、ほうらできちゃった(完了形で言う)
1〜4を横になり繰り返して言う暗示法です。
また、これらは「寝るためのもの」としてやるのではなく
「自分を労い優しくするための行為」として試みることをオススメします。
寝る→義務になるとしんどいですから。
寝つきや寝覚めが悪いのは心理的な影響が考えられますが
まず、体を休ませることや
または並行しつつ心理に働きかけることを探っていきます。