先日、近所で夜中にあった火事の時
外に飛びだしたのはウチだけでした。
消防車が4台、救急車1台、パトカー数台
きていたにもかかわらずです。
あとは比較的遠くの人が
遠巻きに出てこられていました。
もしかすると気づいてないのかもしれませんが、
真夜中だったから?パジャマだから?
雨戸を閉めっぱなしで聞こえにくかった?
年配の方が多いから?
うーん。。なんでやろー?と気になり
家で話をしていました。
社会心理学に「傍観者効果」という概念があります。
1960年、アメリカで起きたキティジェノバー事件が有名で
白昼の街中で強盗に襲われたキティが悲鳴をあげ、
一旦は逃げた強盗でしたが誰も助けないことを見て戻り
何度も刺してキティは亡くなったという事件でした。
その時悲鳴をきいたもの、窓から様子をみていた人は
何十人もいたにもかかわらず
誰も警察にさえ通報しなかったそうです。
ひどい!冷たい!一見そう思いますが
必ずしもそこの住人たちが
冷たく無関心だったわけではありません。
人の心理は「場の力」の影響を受けると言われます。
<多元的無知>
誰もしていないから自分もしなくていいという錯覚
<評価懸念>
人目が気になる
<責任の分散>
誰かがしてくれるだろう
アルアルや、、、人のこといえません。
話は違いますが
「どうしてここまでヒドイいじめになったんだろう」
という時にも「傍観者効果」が働くと言われます。
いじめ問題に取り組む時は被害者、加害者、
聴取者(はやしたてる人)、傍観者の4役割でみていきます。
誰もがそのどれかになりうりますね。
今回の火事は大きな被害になりませんでしたが
自分も場を変えれば傍観者になることを
なってきたことを考えさせられました。
もしこれからもこのような機会に遭遇した時は
例え、出ていっても具体的にどうしてほしいかを
周りに呼びかけるなど意識したいと思います。
といってもその場になるとなかなかね
だからまず自覚するところからだな。
人の心って多様で集団になると
また働きが変わるのも自分です。