◆セルフケアを勧めるポスターに「ちょっと待った!」

ある小学校の保健室前に、コミュニケーションがうまくとれず
友人関係につまづく生徒向けへのポスターが貼られていたそうです。

そこには
自分で自分を褒めること

自分で自分を認めること

自分の好きなこと、心地よいことを

みつけることなど。

いわゆるセルフケアが改善策として書かれていたそうです。

一見、うんうん、なるほど、そうだよね
と思いがちですが、ちょっと待って。

これら全て自分1人で行うこと。

相談はしないの?

と、素朴に疑問を感じざるえないと
心理専門家がおっしゃっていました。

ポスターだけなのでなんともいえませんが
実際の現場の声をきき
私も???と違和感を抱くことがあります。

自律をうながすこと、セルフケアできることは必要だし
育てていきたい所ですが悩んだら
まず自分でというように促す関わりは余計に孤立に、
また人との関わりを気薄にしてしまい
コミュニケーションのあたたかさを感じる芽をつみとってしまいかねません。

大人でも同じなんでもかんでも人に言う聞くは違いますが
相談することや聴いてもらうコミュニケーションがあって
セルフケアがあって自分の心が落ちつく場と答えさがしが
一息ついてできるのではないかと思います。

特に子どもの場合は、相談してもいいよ
相談したいと思える周りの関わりや環境づくりが思う以上に影響大。

大人になった時に影響します。