怒り、不安や心配などの不快感は嫌なものですね。
できれば早くそこから抜けたいです。
ですが、抜けたい抜けたいと思えば思うほど、
不快は追っかけてきて気づくとそればかり考えてしまいます。
そこでやりがちなのが無理にポジティブになる、
良い解釈をする、
いいこと探しをする、
または、相手がいる場合は相手の立場を思いやって
「仕方ないよね」などと納得しようとする、
または自分の至らない所を探し出す、
または紛らわせる何かに逃げる、などなど。
これらが悪いとは思いません。
これをやって、心底「あぁ、すっきり!」となるならばそれも良し。
ですがこれらで不快に対処する癖がつくと
同じことが繰り返えされたり
または不快が長続きしたりするのではないでしょうか。
なぜそうなるんだろ?
それは肝心な作業が抜けるからだと思います。
肝心な作業とは
そのままにする勇気(いったん)です。
嫌やなぁ、腹立つなぁ、むかつくなぁ
悲しい、哀しい、不安、心配‥
不快をそのまま感じることをしてみる勇気です。
これってしてるようでなかなかスルーしがち。
大概がすぐに無意識に、違うもの、コト、
行動に変換するのが上手です(笑)
かくいう私も、元々はこれの上級者♪
意識しないとすぐやってしまいます。
ここでいうそのままにする勇気とは
ずーっと感じて耐えましょうという意味ではありません。
まず、そのまんま感じてみるという意味。
物事にはピークがあって不快にもピークがあります。
自分の中に生まれた不快や感情も
ひとまず認めてあげること。
または、それをそのまま認め安心して話せる人
聴いてくれるひとに話してみること。
または紙に書いてそうや!そうや!と思うこと。
そうすることで次にどうすれば自分が納得するか、
また相手がいる場合にはどう関わればいいか、
または距離をとるのかその他の方法か、
考える隙間が出てくるように思います。
うれしいとか、幸せなことを
そのまま感じ続けるのは勇気がいらないのにね
どんな感情も自分の持ち物。
「いったん、そのままにする勇気」を
持ちたいなぁと思います。
いったんそのままにする勇気が
自分を大事にする力になるね。