◆ストレスコーピング

「仕事のしんどさや人目がきになるのは
あまり変わりませんが、休みに楽しみがあると思うと
何とか一週間がんばれるようになってきました」

オンに限らず、休みの日もしんどくてたまらないと
心身の辛い症状を訴えられていた方がこう話された時
「よっしゃ!」と心の中でガッツポーズをしました。

ストレス因子は変わらなくても
付き合い方がうまくなってきた兆候。
うれしく思います。

ストレスに対処するやり方を
「ストレスコーピング」と言い2種類あります。

(1)問題焦点型コーピング
  ➡根本的解決に取り組む

(2)情動焦点型コーピング
  ➡ストレスへの向き合い方を変えたり
   気晴らしを見つけるなど間接的対処をする

例えば、会社に苦手な同僚がいて
その人とペアを組んで示度とをしなくてはならない時。

上司に相談してペアを変えてもらったり
もしくは相手に腹を割って話をするなどが
問題焦点型コーピング。

かたや仕事終わりに気の合う別の同僚と
飲みに行って気分転換をしたり
休日に趣味を満喫するなどが情動焦点型コーピングです。

内容や場面、正確によってケースバイケースですが
この方は「情動焦点型コーピング」をうまく使えるようになって
職場でのストレスに対処できるようになってこられたんだぁ。

とはいえ、人によってはこれまで積み重なったストレス因子が多すぎて
どちらのコーピングも容易にいかないケースもあります。

そんな時心理カウンセリングでは
コーピングを使えるようになるための下地作りをしたり
(抱えているものをおろし癒す作業)

ストレスに対処できる心の柔軟性を身につけるべく
心理学をお伝えし、その人やケースにあった方法を
一緒に考えていきます。

自分にあった対象法や付き合い方で
ストレスとうまく付き合えるといいですね。