◆仕事や日常の味方になる「想像力・発想力」の磨き方

「あ、キャサリンや」

私が運転する車の助手席で
当時高校生だった息子が叫びました。

「どこ?どこどこ??」

前、左右、バックミラーを見ても
キャサリンらしき人は見当たりません。

「どこよ?」

息子の視線の先を追うと、黒い小さな虫が一匹。
涼しい顔で指さし「ほら、キャサリン」

・・・・。

大丈夫か?と思いましたが、理由をきいて
なるほどと納得しました。

当時息子は部活仲間と練習中に出会う虫のことを
「キャサリン」など名前をつけて呼んでいたのです。

なぜだかわかります?

そう呼ぶことで虫に対しての嫌な気持ちが
和らぐからだそうです。

世の中のキャサリンさんには失礼な話ですが
発想力と、想像力を使う柔らかい頭は素晴らしいなと思いました。

発想力や想像力が大事。

これは起業して特に強く思うようになりました。

新しい商品をうみだすこと
今あるコンテンツの魅せ方を工夫することなど
世の中の人気商品や流行りのものなどは
これらの力を発揮していますね。

また、起業や専門職でなくても
私たちの日常を快適にする力になってくれるのが
この想像力と発想力です。

どんより気分が落ちている時でも
あがり調子の時の自分を想像で来たり

パッとしない日常の中で楽しむ発想力が発揮できれば
負のスパイラルにハマりにくくなります。

ではこのような想像力と発想力。
どのように磨いたらよいのか?

まず想像力について。
最も簡単で場所も道具も使わない方法をご紹介します。

それは「もし〇〇だったら・・・」と考えてみること。

もし、休みが一年あったら

もし、1億円あたったら

もし、1日だけ空をとべたら

もし、つるつるのお肌になったら

もし、、、。

何でもいいんです。
自分の中の想像だから。

そして出来る限り五感を意識して想像することです。

ただし、これは現実逃避の為のものじゃなく
想像力を鍛え磨くためのもの。

なので時間を決めて楽しむことをオススメします。
私は夜布団に入った時にやっています。

なんでもそうですが、ここぞ!っていう時に
力を発揮しようとして思ってもむずかしい。

普段の何でもない時に
いかに無理なく続けるかですね。

もし〇〇だったらは、主に想像力を鍛えるためのものですが
想像 ➡ 発想 ➡ 創造力に発展していきます。

では、次に私やよくやる発想力を磨く遊びをご紹介します。
(子どもの先生をしていた時代によくやっていました)

★物語や話の続きを自分でつくる
童話、昔話、映画、何でもオッケー。
1人でもできますが、誰かとお話リレーにするとかなり楽しいです。

★連想ゲーム
(例)コップと言えば?
 ・次々順に連想するものを繋いでいく
 ・コップと言えば連想するものをありったけだす
(時間が早くなるほど、閃きや思いつき力アップ!)

★シンプルな形から連想する
丸、三角、四角や、その他いびつな形など
これ何に見える?と連想する。

★様々な角度からものをみる。逆からみる。
押してダメなら引いてみるなど。
よく出来ているなぁと思うのが飲食店の会計。
食べてから払うもあれば
払ってから食べるビジネスモデルもありますね。
逆転の発想。

★いつもと違うことをしてみる
いつも飲んでいる飲み物を変える。
時間を変える、経路を変える、など。

発想力と想像力に必要なのは
頭の柔軟性と、心(気持ち)の解放ですね。

キンダーカウンセラーの仕事で幼稚園に行くのですが
子どもたちは想像や発想の天才!

想像力は思い描くこと。
発想力は思いつくこと。

想像力 + 発想力 = 創造力

自由にたのしく磨いていきたいですね。