◆罪悪感との付き合い方

小さいことから、人に言えないことまで
誰もが大なり小なり罪悪感を持っていると思います。

私の場合だと小学一年生の時、10円飴が買いたくて
おばあちゃんのお財布からお金をとってしまったこと。

部活をさぼりたくて膝が悪いせいにしたこと。

友達が就職決まって「よかったやーん!」と言いながら
自分と比べてねたましく思ったこと。

彼ができたら一緒にいたくて親に嘘ばかりついていたこと

知らないのに知ってるフリして
「そんなんも知らんの?」と旦那さんに言ったこと

休みの日に先輩に誘われるのがしんどくて
何度か親や親戚が具合が悪くなったこと(笑)

・・・・・・なんの懺悔の部屋でしょう。

ここに書けるものならまだしも
墓場まで持っていくー!というものもあります。

以前、複数の方を対象にした心理学講座で
罪悪感ををテーマに1人2分ずつ発表をしました。

私はナビゲート役なので講座では発表しませんが
皆さんから聞いたものはもちろんシークレット。

共感したり忘れていた過去を思い出したり
気づくことが多かったです。

私の場合、罪悪感には2種類あります。
話にできるものと、できないもの。

よく浄化という言葉を使いますが
きっと浄化しきれていないんですね。

思い出すと未だに不快になるものがあります。
身からでた錆です。

以前は、それが嫌で仕方ありませんでしたが
ここ数年はマシになりました。

なぜかというと
罪悪感の正体がわかったからです。

自分の持っている罪悪感は
「自分を守るため」のものです。

つまり、恐れや心配、不安から身を守りたくて
罪悪感を手に入れてきたものだと思います。

そう思うと、そうやって守ろうとして
嘘ついたり、ごまかしたり
ええ格好したりする自分を赦してあげようと思うようになりました。

もちろん法に触れたりすることであれば
懺悔して罪をつぐなわないとだめですけど。

むかーし、おばあちゃんのお金をとってばれて
母から物凄く叱られたけど
おばあちゃんは頭を撫でてくれました。
赦してくれました。

もうしない、と思いました。

あと、どれだけ罪悪感を抱き懺悔し
どれだけ自分を赦していくのか未知数ですが
そんな自分と付き合っていきたいと思います。