◆何をやっても一時的な快楽で虚しさが残る時の対処法

欲しいものをあれこれ買い物しても満足できない
もしくは満足するのはその一瞬だけ

人と会っても楽しいと感じられない
話すのもメンドクサイ

食べても食べても
一時的には満腹にはなるが満足はできず
また食べてしまい罪悪感を抱く

これらは別々の症状のようですが
共通しています。

それは心が虚しい空虚感に陥っているのを
満たそう、埋めようという無意識の行為だからです。

むしろ自分を守ろうとする本能です。

以前、死にたい!死にたい!とおっしゃっていて
自傷行為も頻繁な方がカウンセリングに来られていました。

カウンセリングやマンツーマン講座を受講され
またご家族もカウンセリングを受けられ
やがて自傷行為は止まりました。

ただ、自分を傷つけるほど
深い年季ものの心の傷があったこと。

この事実は一生消えるものでなく
自傷行為がなくなっても、冒頭で書いたようなことを
行ったり来たりすることがあります。

また、自傷行為はしたことがなくても
上記のいづれかを体験することは
誰にでもおこりやすいことです。

そんな時は自分の感覚と、感情、思考が
バラバラ(隔離と言います)になり
自動的な快楽行為や行動で心を一時的に満たそうとしています。

心の健康を取り戻す方法は2つ。

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1、五感を意識する
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(例)・食べ物をいつも以上に良く噛む、味わう ➡ 味覚
   ・好きな音楽や音(自然の音)に触れる ➡ 聴覚
   ・アロマなど好みの香りに触れる ➡ 嗅覚
   ・絵や写真、自然など観て落ち着くものを観る ➡ 視覚
   ・マッサージなどを受ける、お風呂や温泉なども ➡ 触覚

とにかく自分が心地よいと思ういづれかを
意識してみることをやってみて下さいね。

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2、カウンセリングを受ける、学ぶ
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カウンセリングには溜まっている
無意識のものを安全に吐き出す効果と
学びには根本原因がわかり
自身の自然治癒力を高める効果があります。

年末年始や、季節の変わり目など
いつもと違うリズムになると
体調だけでなく心も心労が出やすくなります。
ご自愛くださいね。

また心も体も調子よい時でも、
そんな時だからこそ、
1と2を意識的にすることは心の健康予防になります。