◆人の死は怖いのに自分の死は怖くない矛盾

カウンセリングをする中で
「命」に関するテーマが重なったことがありました。

そこで思い出したのですが
10年近く前の自分は「死」が怖くありませんでした。

達観してるわけではなく、やりきっているわけでもなく
ただ自分の「死」に感情がわかなかったのです。

ですが、家族や好きな人たちの死を考えると
また報道などでやるせない死を目の当たりにすると
哀しさや寂しさ、恐怖が湧き起こり涙がでました。

人の死に涙を流せるのに
自分の死には鈍感。

変なの。

心のケアをするようになって
人様の心に添う仕事をするようになって
その矛盾の根がわかりました。

自分の命を軽んじてた。
自分を愛せてなかったんだ。

今、死を想像すると怖いです。
自分がこの世からいなくなってしまうことが寂しいです。

後悔や未練などとは違います。

人の命も自分の命もなくてはならないものなんだ。

好きとか嫌いとか、合うとか合わないとか
そんな次元ではなく生きてるってすごい。

そんなことを思ったのでした。

今日もすぐそばにある
しあわせをたくさん味わえますように。