2018年、スポーツ界で様々なパワハラや不正が表ざたになった中
テニスの大阪選手がの活躍が話題になりました。
強くてナチュラル、新たなヒーローをみると
ワクワクします。
大阪選手の試合やインタビューもですが
個人的には、大阪選手とコーチの関係に惹かれました。
コーチは選手を「教える」というより
「寄り添い、伴奏し、引出し、見守る」という印象です。
スポーツに限らずですが、人の成長には
人の関わりやサポートは欠かせません。
キンダーカウンセラーの仕事で
幼稚園を訪問していた時のことです。
その園では、来年度のマーチングの発表に向けて
音楽指導が行われていますが、年中クラスの新2年目の
担任の先生の指導が素晴らしく感動しました。
子どもへの指示や命令がない。
ただ、子どもの様子をよーく観ておられ
必要な時にしゃがんで目線を同じくして声をかけられています。
子どもは生き生きしていて集中力がすごいです。
私はたまに会うだけですが、きっと毎日
このような関わりをしていらっしゃるんでしょうね。
20代前半の先生に感動し
「先生の関わり、すごく素敵です!私も勉強になります」
と伝えるとこうかえってきました。
「いつもありがとうございます。これからも見守ってください」
はぁ~なんて素敵なんだろう。
「教えてください」じゃないんですよ。
さらっと見守ってくださいとかえせるのは
ご本人が常日頃、子どもたちを見守られているからです。
教育には、指導や教えることは必要不可欠です。
ただ、それが上から教えることはパワーの駆け引きで教えるのは
相手の成長を十分に発揮できない結果になりかねません。
もったいないです、ほんと。
あと、受ける側の心の傷も気になります。
この先生に出逢えた子どもたちはしあわせだなぁと思いました。
私も幸せを感じました。ありがとうございます。
カウンセリングや講座で「見守る」を心して
私も相手から教わり続けたいと思います。