◆自分の子どもと、教え子の違い

子どもの先生をしている方に
「自分の子どもと、教え子の違いは何ですか?」と質問を受けました。

違い???

即答できませんでした。

そんな風に考えたことなかったなぁ。

でも、よくよく考えてみると私にとって、昔の教え子の中には
我が子と同じような気持ちになっていた生徒がいます。

我が子を育てた時に思いました。
あれ?同じや、、って。

全部が全部ではありません。

我が子と同じように感じていた生徒たちには、共通がありました。

それは担任を持った1年は
一緒に過ごした時間が長かったこと(実際の親以上に長い)。

先生に成りたてで、がむしゃらだったこと。

子どもを通じて、特に手がかかる子たちは
(自分が未熟だったのは多いにありますが)
自分の嫌な部分とか、見たくない部分とか
知らない部分を目の当たりにするので
悩んだり喜んだりが深かったこと、でした。

私にとっては、当時は新米ということもあり
気持ちの休み場がなく子どもに関わっていました。

マジメだったんでね。
振り返ると、感情移入し過ぎだったなと思うところも多々ありますが
我が子に限らず人の成長にかかわることは自分を省み
成長する絶好の機会になると思います。

ただ、今になっては先生の立場は親と違って
客観視する目や距離感は大事だと思います。

それぞれに役割があるから。
中立的に客観的にみて関わることや
親の力になるというのは先生の役割だと思います。