人が80点とったら「すごい!」と思うのに
自分が80点とっても「自分なんてまだまだ」
「それくらい当たり前」と思ってしまう。
人が頑張っているのを見ると「偉いな」と思うのに
自分が同じ頑張りをしても「別にこれくらい」と思ってしまう。
何をやっても自分は「まだまだ」
一方で人は「すごい」「出来ている」と思う。
あぁ、生きづらい、息ぐるしい・・周りばかりよく見えてくる。
こんな心の状態を「自己愛の障害」と言います。
心理学で適切な高さの自己評価ができない。
自分を適切に愛することが困難な状態のことをいいます。
この状態を回復するには→自分を愛すること。
心理カウンセリングでは、人や状態にあわせて
自分を愛するメニューを組み立て経緯をみていくことがあります。
ただ、長らく自分より人目を気にしていた人が
急に「自分のことを大事に」「自由に」「自分を愛して」、、、
って言われてもハードル高いです。
そもそも、自分を愛するとか大事にする意味がわからないし
実感できていないのに「さぁ、今日から好きなようにー!」って言われたら
とまどうのは当たり前。段階って大事。
心理カウンセラーは、その人のバックグランドや
今の状態をみて、クライアントが自分に目をむけるところから
メニューを組み立てます。(これも人によって違うけれど)
この時、やっちゃいけないのは「私の場合はね」とか
「私もそうだったからね」と自分基準でクライアントを測らないことです。
それは、それです。
自分の経験は大事ですが
それで測るのは、むしろ危険!
そのために、理論や知識を勉強しているんですよね。
頭デッカチになるために勉強するのではなく
人それぞれの違いを見極めて正しく使うためです。
さて、心理カウンセリングではなく日常でも「自己愛」を豊かに育む方法。
いくつかある中の1つを紹介します。
それは、最低1日1回、自分を振り返ってみること。
そして今日何が出来てもできなくても
自分に「ありがとう」と声をかけてあげてみることです。
最初が心から言えなくても言い続けていると本物になります。
ありがとうは愛。
自分にたっぷり、優しさと労りを。