◆(特に)講師やセラピストに知ってほしい!2つの依存症

依存症には、大きくわけると2つの種類があります。

1つは、物や行為への依存症。
例えば、アルコール、嗜好品、薬物、
過剰な趣味、仕事依存、買い物依存症などです。

こちらは見た目にわかりやすいですね。

もう1つは、人への依存です。

他者のお世話、必要以上の心配や応援、
あなたの為に、あなただから、、、というこだわりや執着など。

こちらは、とてもわかりにくいです。
なぜなら、思いやりや優しさ、愛情と混同してしまいやすいからです。

また、道徳観や人の為に役立つことが
良いことだと育ってきているからです。

人依存の人は、人に対して常に上下があります。
決して体育会系の上下ばかりではありません。

とても穏やかな、見た目わかりにくい上下が特にクセモノです。
私がなんとかしてあげなきゃ、とか
なにかしてもらおう、とか
なぜ私には〇〇してくれないんだろう?〇〇してきたのに、、など。

また、人依存の人は「世話する人」と「世話される側」を行ったりきたりし
人の言動や行動によって落ち込みや愚痴など浮き沈みがあります。

そして、それを隠すように
また、自分より弱い立場の人や困っている人の
心配をしたりお世話をしたり気にしたりするのです。

なので、自分が何ものか、何がしたいのか、
わからなくなってしまう方が多いです。

それは、自分が何をしたいかがわからないのではなく
常に自分以外に目が向いていることを気づいていないからです。

人は、基本自分のことしかできません。

私がどれだけ喉が渇いたからと言って
あなたが変わりに水を飲んでも私の喉が潤わないのと同じこと。

特に、私のように講師や心理カウンセラー、セラピストなど
人の援助に関わる仕事をしている人は
人依存と援助の違いを知っておくことが大事だと思います。

私も常に気をつけたいと意識し振り替えるようにしています。

また、他者の依存から来る投げかけをノーと言える自分でいたいと思います。
それが相手の為でもありますから。

自分のことをしっかり自分でできてこそ
初めて人の何かの役にたてるかもしれない。

・・・・そんな想いで、講師やカウンセラーをやっています。

人への依存のことを『共依存』といいます。

依存症も、共依存賞も程度は何であれ
その要素が全くない方はいません。

また、共依存の人は必要な時に
人に頼ることが出来ないのも特徴です。

気付いているか、いないか。

また、知らない、気づかないと自分の可能性を自分でとめていたり
人によかれと思ってやっていることが逆効果だったりします。

一生懸命やっているけれど
いつも満たされない思いがあるかもしれません。

根本は無意識の自己肯定感の低さや、不安、心配、恐怖からきています。

共依存に気づいたら、
まず自分にたっぷり愛情をそそぐこと。

その注ぎ方を学ぶこと。

そして、私もまた、自分を省みるように続けていきたいと思います。