◆断捨離や手放し方に違和感

モノや人との関係。

カウンセリングをしていると心の整理整頓に関わり
相談者さんのこれまで慣れ親しんでモノや人人との別れの選択に
立ち会うことが少なくありません。(カウンセリング内でです)

そんな時、様子や状況をみて質問し内観を促していきます。

『あなたにとって、それらが与えてくれたものは何ですか?』

モノでも人でも過去や出会った頃と今とは
互いに相性や必要性が変わったかもしれない。

もしかすると、手放したいものは
今は不快や居心地の悪いものかもしれない。

しかし、それがあったからこそ気づくことができた。
○○を知った。
次の出逢いがある。
新たなステージへと道が開けそう、など。

いらないからポイッ!というのは違和感です。
個人的にというのではなく、心理学的見地で。(個人的にもそう思う)

それらを選択してきたのは自分。

だからこそ、手放したり別れるにも
得たものを振り返りそれを自覚することは
自分に感謝をすることに直結すると思うのです。

断捨離が流行り、私も色んなモノを一気に手放した時期がありましたが
その度偶然か?事故や体調不良が重なりました。

それを知人の前でボヤいていたら
「十分に感謝して別れた?」と問われ気づいたのです。

あぁ。先の新しいモノばかりに気をとられて
過去からの今を軽んじていたなぁ、と。反省。

振り返りも感謝も目に見えるものではないけれど
心や時空、モノも人も繋がっているね。やっぱり。

もういらないやと思うものがあるほど
新しい境地へ行きたいと願えば願うほど
まず、これまでの自分やそれらに敬意と感謝を抱いてみる。

そうすると過去が味方して
次の出逢いへ自然に促してくれるように思います。

心理カウンセリングでは
そんな岐路の選択や、手放しと出発の出逢いを
慎重に大切に扱っています。