◆心理学観点の男らしさと女らしさ

数年前に男らしさ、女らしさについて(男性性、女性性)
心理学的観点で勉強したことがありました。

一般的に言う男女の違いや、内外の特徴を踏まえた上で
本来の男らしさと女らしさから生まれる真の性の実現とは何か?
という学びでした。

それによると、結論
真の○○らしさは、両方の性をバランスよく備えて
統合していく過程にあること。

その上での自分の本来の性が成熟していく
という視点を教えて頂き目からウロコでした。

中性的という意味ではありません。

例えば、男性性(一般的)は
外交的、見た目や外面を気にする、論理的
攻める、リーダーシップ、個人的、単独など。

女性は
受容的、保守的、擁護する、内面重視
感情的、群れやグループ、複数などがあげられます。

それらの特徴をある時期までしっかり培い磨き身につけた人は
自分の本来の性と逆の要素を取り入れていくことで
より人として統合され魅力的になっていくそうです。

全ての方がそうではありません。
(説明用として男女を極端に分けています)

例えば、若い頃はイケイケで闘志が強く
仕事やプライベートでも攻めることが主だった男性が
年齢を重ねてから女性のように受容的で
待ちの構えを備え、感情をも理解してくれる方ってかっこいいですよね。

逆に年をとっても、若い頃のように周りと張り合い攻めてばかりだと
うっとおしい、頑固だな、とうつることがあります。

反対に女性もある程度の年齢を超えて
必要以上に女らしさをアピールしたり若作りしたり、
わざとらしくせず自分の考えを持ち(論理的に)
外面(見た目)にも気を使い男性的なしっかりが垣間見える方は
より女性として凜とし美しく見えます。

何より、それが自然だから。

自分の本来の性を認め
更に違う性も受け入れた自分らしさが磨かれていく姿が
より男らしく、おんならしく映るのかもしれません。

変に男、男していなく、女、女せず
バランスがよく自然な方は素敵で魅力的。
私の周りでもそんな方は好かれています。

そうそう、ある一定の年齢とは35歳前後だそうです。
そこを超えたら自分と反対の性の良さを自然に取り入れると
新たな自分の魅力に出逢える可能性があるとのこと。

面白いですね。

ただし、これが適応されるのはある一定の年齢まで(約35歳くらい)
自分の性を確立してきてるというのがあってのことだそうです。

これまた、育ってきた環境や親子関係で満たされず
無意識の空虚感やトラウマが大きな方は
自分の性に必要以上にこだわりをみせる傾向もあります。

そうやって承認を得ようと無意識が働くんですね。

また、時々「私は男も女も関係ないと思っているから」という意見を聞きますが
私個人的には、男は男、女は女じゃない?
違うものは違うよねと思っています。

男性、女性をふまえ、それを認め取り入れて自分が自分になっていく。
いくつになっても自分を育てていく。
そんな輝きを目指したいです。

男らしさと女らしさを心理学的な発達、発展という視点で書きましたが
これが全てという極論ではありません。
(世の中にはいろんな考え、生き方がありますから)

自分が自分であることがナチュラルで美しいと思います。