私は息子が小さい時しょっ中、イライラしていました。
自分の思い通りにならないと手をあげたこともありました。
そして、いつもいつも後悔と罪悪感にさいなまされていいました。
私自身が小さい頃、親からしょっ中受けていた体罰だけは絶対にしたくない!と思っていたのに
自由奔放で気ままに自己主張する我が子をみると無償に腹がたちカッとなりました。
今ならわかります。
我が子を前にして大人の私の中のチビ結香ちゃんは心が痛み
そのたび叫んでいたのだと思います。
わたしだって
もっとワガママ言いたかったー!
わたしだって
もっと甘えたかったー!
わたしだって
そのまんまで愛されたかったんだょー!
親子の世代連鎖です。
親が我が子を愛することに未熟であれば、子どもがやがて大人になった時、
様々な生き辛さを抱えることになり被害者となります。
ですが、その子どもがまた親になるならば、
今度は自分が我が子をうまく愛せない
加害者になってしまう可能性があるのです。
つまり自分の中に被害者も加害者も両者存在するということ。
そう考えると、だれかを責めたり、自分を責めたところで
なんにも変わらないんですよね。
うまく子どもを愛せなかった親も、きっと親から充分な愛情を得ていなかったり
それに相応する過酷な人生経験や時代背景があったのかもしれません。
(うちの場合はそうでした)
私は、息子が幼い時に自身が様々な心身症を発症したことで
心理学を学ぶきっかけになり、これらの親子連鎖に気づくことが出来ました。
そして覚悟を決めたのです。
私に繋がれた負の連鎖は私で止める!
息子や周りには連鎖に左右されないよう私自身があらたな生き方を選択する❗️
ちなみに、この覚悟をし自分の過去を受け止め、癒し、あらたに
自分育てをし始めてから子育てはグッとラクになりました。
イライラも減り、息子を心から信頼して関われるようになりました。
ですが、これは子育てに限らないと思います。
子どもがいようが、いまいが人は繋がりの中で生きているからです。
今の人生は一度きり。
その人生を悔いなく思う存分命を生かして生きるには
自分の繋がりを、影響を、連鎖を知り受け止め再構築することではないでしょうか。
どんな連鎖の中に生きようと自分で自分の人生を心で決めれることは
全ての人に平等に与えられた愛だと思います。
また、子育てにかぎらず代々の負の連鎖をとめることは
少なからずとも周りに、未来によい影響の連鎖のタネをふりまくことになります。