◆承認欲求との付き合い方

「認められたい」という承認欲求。
とてもパワーがありますね。

心理学を学びはじめたころ、この欲求が強い自分に気づき
とても悪いことのように、また悪いことをしてきたように
一時はイヤな感じがしました。

自分に嫌気がさしてしまい「承認欲求=だめ」と三行半をつけかけていました。

今は、そんな極端には思いません。
むしろ、「私、承認欲求強いですけど何か?」と自愛しています。

なぜなら
・欲求は自然なもの
・承認欲求もエネルギーの一部で個性である
・認められたい!は心を守るうえで一時的に必要なもの
・使い方次第で自分にも人にも良い結果が得られるもの

何にでも長短や陰陽があるように「承認欲求」も使い方次第
付き合い方次第だと思うようになったからです。

例えば、仕事に承認欲求が絡む場合。
仕事には「目的と目標」が存在します。

会社員もそうでうすが、私のように自営の人は、
尚更それが顕著に問われるように感じます。

ちなみに目的は何のために?で
目標は結果得られるものと考えると
承認をどちらにおくかで良くも悪くにも働くということです。

例えば、目的が「認められたい!」だと、常に外にエネルギーを向けるので
一方的な人になり、結果人から距離をおかれたり、又頑張っても心的負担が大きく
エネルギー切れになってしまいかねません。

反対に目的の軸が
「これやりたい!おもしろい!楽しい!嬉しい!感動する! → だからやる」という
○○したい!という自然な動機であれば承認エネルギーが循環し極端に疲れきることなく
細く長く発展していくことができます。

とはいえ、これは頭でわかっていても
なかなか直ぐに切り替えできるか?というと難しいんですよね。

それは、長年のやり方の癖や承認欲求と付き合う段階(ステップ)が
身についていないからです。

また承認欲求とうまく付き合えない根本には
過去の家族関係や親の関わりが影響しています。

こう書くと、また親かぁ~もう過去のことやのにいいやん~
と聞こえてきそうだけど、そうだから仕方がない。

そこをいさぎよく承認して心で腑に落ちてこそ、
承認に翻弄されにくくなっていくと思います。

最初の方で書きました。
私は元々承認欲求が強かったです、と。

それとどう付き合うか、今でも毎日、仕事や人間関係で振り返り続けています。

知る、気づくって何かが出来ている以上に大切に思うようにもなりました。

又、心理カウンセリングをするのに自分の承認欲求が
前へ前へ出ては本末転倒。

これからも「振り返る → 気づく→ 選択する」を
繰り返していこうと思います。

そのためには、人のことをする前に自分を愛してが基本。
まず、I Love me ですね。