◆話を聴くしあわせ

私はカウンセリングをしている時間が好きです。

それは、2人の話しが同時に聴けるからです。

1人は、相談者さんの話し。
もう1人は自分の話しを聴く。

カウンセリング中は相談者さんの話しを主体に聞いていて
自分がメインで話したり
基本、アドバイスばかりする事はないのですが、
だからといってカウンセラーは自分を押し殺したりしません。

口に出さずとも、同時に自分の声を平行して聞いているからです。

ただ自分と相手を混ぜないだけです。
自分の話し(知識や体験考え気持ち)を伝える時はタイミングをはかります。

自分と相手を混ぜないには理由があります。
それは互いの心が違うから。

○私が相手の代わりに気づくことは出来ない
○変えることは本人にしか出来ない
○気づくタイミングは皆ちがう

そして、1番の理由は良くなる力は
必ず人の根本にあると信じているからです。

私は「対等」を意識しています。
(←意識するのはつい上下をつけてしまう癖があるからです)

宇宙にでると重力なく皆ただ浮かんでいて同じ。
それと同じように人の価値は対等だと思うのです。

目にみえないけれどそのバランスを失うと
本当に気づけるものも「気付かされた」になる危険があって
どちらかがハイヤーパワーで
どちらかがそれに従うになってしまい根本的に
なかなか変わらないことが起きてしまいます。←依存

また、アドバイスは全くしないわけではなく対等ありきの信頼関係と、
自分で考える力がついたもの同士の時にはあらたな見解や、考え方、見方を伝えていきます。

人の話しをじっくり聴けるというのは
実は自分の話しをじっくり聴けること。

互いの違いを認めて対等に学びあえる時間であること。
カウンセリングはそんな時間の空間、場づくりあっての「喋り場」です。

やっぱりカウンセリング時間が好き、心がすき。

相手の話しだけでなく自分の話しも同時に聴けるって
しかもその分気づきが大きいってお得です。

そして心って使い方次第で使えば使うほど豊かにしあわせにすることができます。