◆人の話を聴いて、しんどくならない聴き方

カウンセラーでなくともよく聞き役になる、
人から相談されることが多い
また役割柄そうであるという方がいらっしゃると思います。

そんな方から
「人のお話を聴くのを生業にしていて
しんどくならないですか?」と聞かれることがあります。

正直、一日に5件ある時は疲れますし、
だからといって「疲れる=心がしんどい」とはまた違っていて、
気力を奪われたようなしんどさではありません。
(心を使う疲れはあるが、持っていかれる疲れではない)

要は普段から気力を奪われない聴き方を
意識しているわけですが
だからといって感情をオフにして
機械のように聴いているわけではありません。

むしろ感じる感受性は最大限にギアを入れてる!

だってそうでなければ人に相談する効果や
意味ないもんね。

じゃあ、どうやって聴いているかというと
どんな話であっても
「あなたにとって」を前提に聴いています。

辛いお話しでも哀しいお話しでも
逆にめっちゃハッピーなお話でも
話自体は「私のものではない」というコアで
話しを聴くように意識している。

だから相談される側が疲れない聴き方は
あなたのものはあなたのもの
私のものは私のもの

これがまずコアにあるかどうかで随分違います。

相手の立場に立って想像し
一緒に考えや感情を味わうけれど
それはあくまであなたのものですよとお返しするのは、
相手の存在自体を尊重しているからこその
聴き方、関わりだと思います。

ちなみに
私ものは私のもの
あなたのものも、私のもの

これって、ジャイアンやんな。

こう書きながらも
時々ジャイアンになるんですよ、私。
特に身近な家族や人に。

とはいえジャイアンはジャイアンで
しんどいんですよね。
気をつけます、はい。

あなたのものは、あなたのもの
私のものは、私のもの

人一倍敏感、感情移入しやすくしんどくなる方
受ける、もらうが強い方は
ぜひ「あなたのものはあなたのもの」と
意識して、聴いてみてくださいね。

また、相談を受ける場合は
枠を決めて(時間)聴きというのも大切!

あなたの時間と、私の時間
どちらも同じ大切な時間ですから。