◆断捨離は必ずしもモノを減らし整えればいいというものではない

先日、TVで断捨離の特集番組を観ました。

断捨離といえば今や誰もが知る用語ですし
心の状態が、空間や居住間の状態を表したり
心身の健康とも結びつきが深いことは周知ですが
今回の放送で、目から鱗だった箇所がありました。

それは、とある家族の実例で断捨離が行き届き
綺麗にしているにも関わらず
「家族関係がギクシャクしている」というものでした。

ご家族、4人だっけな?

ご夫婦に小さなお子さんたちだったと思うのですが
とにかく奥さんの収納が完璧であちこちにラベルを貼られ、
仕分けし、ルールだらけゆえ、奥さん以外が
窮屈さを感じているというお悩みでした。

そもそもルールは
奥さんが自分でつくったものの
それを家族にも強要することで
自らもルールに縛られイライラする
結果、家族との距離が開いてしまうという
悪循環になられていたんですね。

そうか、
断捨離って整理整頓されているから、
モノが少ないから、
居心地がいいというわけでは
決してないんだ、、、ハッととしました。

話しはちょっとそれますが
私、昔、一日に五回掃除機をあててた
時期があるんです。(20年前ですが)

その時、家はピッカピカでしたが
まったく落ちつきませんでした。

掃除をやっても落ちつくのはその一瞬だけ。
だから何度も確かめるためにやる!

これは、強迫症という病気です。

この場合は掃除を強制的に辞めないと(治療的)に
一般的には改善しにくい症状です。

話しを戻しまして、
TVで紹介されていた奥様は
私のような病気ではないですが
なんにせよ、綺麗過ぎるのも
時には逆効果になるということ。

大事なのは、本人や住む人たちが
「居心地が良いかどうか?」

断捨離って、必ずしも
モノを減らし整えばいいってものではなく、
まずは「どんな日常を過ごしたいか?」
「どんな関係でいたいか?」などを
見直していくことだなぁと思いました。

そうそう
家の中がちらかっていて
もう、どっから手をつけていいか
わからん!って人は
まず冷蔵庫から手をつけるといいそうですょ。

冷蔵庫って限られた箱ですし
生活に密着していますし、
できたー!って達成感も
味わいやすいからだそうです。

うん、なるほど♪