◆100度のお湯にお水を注いでも、0度にはならない

季節が変化すると同時に
気温も変化します。

近年は急激な温度変化が多く体もびっくり。
慣らしていくのに
あれこれ調整がいりますね。

そうそう、温度変化といえば
私に認知行動療法(心理療法)を
教えて下さった師匠が
カウンセリングの効果をよく
「温度」に例えお話しくださいました。

認知行動療法に限りませんが
クライアントさんは今ある悩みや不快な気持ちを
失くそうと希望されますが
そもそもゼロにはならないんですよ、と。

例えば100度のお湯に0度の水を注いでも
0度にならないのと同じこと。

つまりカウンセリングの目的、効果は
悩みや不快をゼロにすることではなく
今よりも悩みの温度を下げること。

これがとってもわかりやすい例だったので
私も師匠の言い回しをパクッて使わせて頂いています。

そもそも100かゼロかという考え方そのものが
悩みの種になっている、、
なーんてことも少なくないですしね。

気温も、体も、心の状態も
ほどよい温度に調整していける力をつけていく

それこそが健康だといえるかもしれません。