◆完璧主義の何がアカンの?

考え方の癖は誰にでもありますが
現実や事実と離れていたり
またその考え方によって気持ちが
マイナスに向くような考えを「認知の歪み」と言います。

クライアントさんの中には本を読まれたり
自己啓発のセミナーなどを受けられて
それ自体をご存知の方がいらっしゃいますが
その解釈があらら?と疑問に思う時があります。

例えば認知の歪みのひとつ
「全か無か」思考

例 完璧に出来ない自分はダメだ!

これは物事や状況を白黒で考えたり
有りか無しかなど極端に考えてしまう思考で
認知の歪みの中でも代表的に例として
あげられることが多いです。

例えば
「この試験に受からなかったら
これまでの努力は全部台無しだ!」
と考えてしまうとか

一言で言うと「完璧主義」。

確かにこれが日常的だと
自分も周りもしんどいと思います。

ですが、完璧主義が本まにアカン?ダメなん?
私は違うと思います。

例えばその道のプロと言われる方や、
またオリンピック選手などは
この「全か無か思考」があるからこそ
成し遂げられることがあり自分を幸せにし
周りにも感動を与えることが出来たりするわけで

もし選手が「メダル取れなくても別にいーや」
って思いながらやってる人だったら
それ相応の結果しか出せないんじゃないでしょうか?

「全か無か」が良い悪いかと考えてる時点で
それ全か無かやで!

そう思う時たまーにあります(笑)

全か無がアカンとかグレーがいいとか
それはその人によって、状況によって、
立場や役割によって、場によって、
その時の人間関係によって、変わると思う

曖昧だって、完璧だって
それ自体が問題ではない

その思考をどう活かしたいか?
いつ、どこで、どのように?
自分は、あなたはどうしたいか?

以上日々のカウンセリング現場より中継でした。