◆パンと、リソースと、心理カウンセリング

初めて心理カウンセリングを受けた時
担当のカウンセラーに
「水崎さんは、感受性や想像力が豊かですね。
だからこそ辛くなることも多いかと思いますが
その特性を活かしてカウンセリングをしていきましょう」
と言われ見立て(方針)を説明して頂きました。

話は変わりますが、近所に美味しくて行列ができる
パン屋さんがいくつかあります。

中には食パン1斤1,000円近くするパン屋さんも。

それだけの値段でも夕方には
売り切れることも多くすごい人気です。

先日、とあるパン屋さんに
食パンを買いにいきました。

私がレジで支払おうとすると
店員さんに声をかけられました。

「あと5分まって頂いたら今日のが焼きあがります。
そちらは昨日の焼き上がりなのでお取替えしましょうか?」

わ~親切、正直だわぁ!と思いましたが
その時は約束があり人を待たせていたので
前日のパンを包んでもらいました。

ふとレジ横をみると
今日のパン待ちのお客さんがおられ
さらに店員さんの足元をみると
昨日のパンが山積みに置かれていました。

この昨日のパンたちはどうなるんやろか、、。

そういえば、別の有名なパン屋さんで
バイトをしている知人から
一日に何十個、何十本の高級パンが
廃棄されているとききました。

それらは売れ残りではなく素人目にはわからないくらいの
形の歪みやシミがあるだけで廃棄されるそうです。

面目には、体に安全でこだわりぬいた素材や材料を
うたっている有名ブランドパン屋さんです。

なんだかな。

それを聞いてモヤモヤしました。

有名店だけにブランドイメージがあり
値下げが難しくどこかに分けるにも
食品衛生上の問題などがあるのかもしれませんね。

でもその資源もったいない。
豊かさってなんだろうか?
考えてしまいます。

分野は違いますが
冒頭でのカウンセリングの一件。

今では自分がカウンセラーの立場になり、私もまた
「クライアントの資源(リソース)を活かす援助」
を心掛けています。

といっても心がけも何も心理職であれば
当たり前のことなんですが、、。

食品のようにもったいないからという理由ではなくてね。

「資源を活かす=可能性を拡げる」

パンであれ、カウンセリングであれ
豊かさを追求する根っこは
同じ香りがすると思うのは私だけでしょうか。