◆心理職の成長「6期モデル」

はじめて息子が運転する車に
乗せてもらったときのことです。

だんなさんが
「息子が運転する車に乗るって感動するで」
と言っていたので、どうやろか?と思いつつ助手席へ。

う~ん。
そこまでの感動はなし。

多分、安全運手に意識がいっていたからでしょうね。
意外に淡泊でした(笑)

というか、感動している余裕がないともいえる、、、。

その日は、私の父や母も
それぞれ孫の運転に初乗りしたのですが
とても嬉しそうでした。

息子の運転は安全で安心して乗れますが
経験が浅い分流れにのることや臨機応変な対応はまだまだです。

なんて上から目線で書いていますが
私は初心忘れたらアカンな!
慣れて当たり前になったらアカンなと
ちょい反省しました。

運転に限らず仕事でもなんでも
初心者から熟練への過程やステップがありますものね。

たとえば心理職の成長モデルには
「6期モデル」というのがあります。

[SkovholtとRonnestad.の6期モデル]
(1)素人援助者期
 ➡自分の体験をもとにアドバイスをしがちになる

(2)初学者期
➡出来るだけ簡単に学べ即効性のスキルを求める

(3)上級者期
 ➡特定の臨床心理学モデルや手法に固執しがち

(4)初心者専門家期
➡1つの理論よりクライエントに合うものに注意を向けるようになる

(5)経験を積んだ専門家期
 ➡多角的に柔軟に理論や経験を使いこなし
  困難な状況に遭遇しても落ち着いて対処できる

(6)熟練した専門家期
 ➡自身の臨床家としての力を現実的に認識する一方で限界も謙虚に受け入れる
  職業に対する関心が薄れることもある

簡単に書くと以上の6段階ですが
これって心理職に限らない成長過程だなぁと思います。

そして私はどの時期も大切だと思うなぁ。
それがアンバランスでも。

そのステップがあってこそ
またそれを十分に踏むからこそ気づき、わかり
「お互いに」「お互い様」で進化してくんだもの。

自分も分野でまだまだ成長過程で
伸び代が沢山あるはずと思っています。

自他ともに育っていけると嬉しいです。