◆パーソナリティ障害?と後から気づいたこと

これまでに、別の場所で
心理カウンセリングを受けられた方が
そこで合わなかったからと
なら結びにお越しになられることがありました。

そのような場合
クライアントさんがおっしゃらない限りは
どこの誰に受けたかは、
こちらから聞くことはありません。

ただ、最初の面接だけに(インテーク面接)
相手を理解し、情報収集をし
カウンセリングに何を望むか(主訴)を知るためには
経緯をお聞きすることがあります。

そんな時、気をつけるように
していることがあります。

クライアントさんも
他の心理職も否定しない。
でも同調もしない。
この2点です。

あくまでその経験はクライアントさんが体験され
感じられたことであってそれ以上以下でもありません。

時には、違和感を感じたり嫌な思いをしたのに
それでもなお、カウンセリングを受けてみよう!
と来られる方がいらっしゃいます。

自分のことを話す

カウンセリングを受けるというのは
人によってとてもエネルギーのいることです。

心理カウンセラーはクライアントがどんな事由であれ
来談したことをまず労うことが大切だと思います。

とはいえこれ、逆のことも言えるよなぁ。。

私のところに来られた方が合わなかった!
嫌な思いをした!と思われることだって
自分が気づいていないだけであるかもしれませんよね。

話は変わりますが以前、初対面で会った方が
私がカウンセラーだと知って
最初は穏やかに身の上話の悩みを話されていたのですが、
しばらくすると急に豹変して
怒鳴りちらされたことがありました。

私はびっくりして恐怖を感じながらも
その場は事なきを得てすぎました。

なにかに取り憑かれてるんじゃないだろうか?
と思ったくらい急な展開で驚きました。

そうかもしれないし(?)
本当のことはわかりませんが随分あとになって、
心理学観点でみると

もしかするとパーソナリティ障害の
可能性もあったんじゃないかな?
と精神疾患や脳の勉強をしていて
ハッと気づいたことがありました。
(パーソナリティ障害といっても種類があります)

それがわかっていたら対応や受けとめ方、相手への理解や
やりとりが少し変わっていたと思います。

これがカウンセリングだった場合
私は医師ではないので病名診断をしたり、
決めつけることは絶対にしてはいけません。

ですが、精神状態や行動、
やりとりから考えられる可能性の見立ては必要ですし
重要だなとあらためて思いました。

また心理職として限界や自分の得意、
不得意を知ることも大切だと思いますし
ご縁あるクライアントさんに
よりよいカウンセリングを提供するには学ぶことだけでなく、
他の専門家と連携をしていくことの必要性を
より実感するようになりました。

カウンセリングに限りませんが
自分だけでは出来ることに限界があります。

それを自覚してこそ援助の幅や質が拡がり
効果が高まりますよね。

そのような視点で精神科や心療内科の先生、
または行政の様々なサービスや資源に自ら出向いて教わり、
私に出来る連携を模索していきたいと思っています。

そして一番の先生は、心理学や本の知識でなく
クライアントさん、経験、
公私にわたる日常だということを忘れずに。

心の探求を続けていこう。