◆日本は海外諸国に比べると女性の家事負担が大きいこと

要領が悪く時間が押していた朝、
バタバタしていて、イライラとおにぎりを握っていました。

その時、台所にある福笹に手を合わせにきただんなさんに
「海苔のフタ開けて!」と口調キツク言ったら

「オレも急いでるねん!」と同じ口調で返され
海苔のフタを無視しパンパンと二拍一礼している彼に

(私は息子のことやってんのに!← 心の声)とまたまたカチンときて
握っていたおにぎりがうまくまとまらず
あーーもーーー!!もやもとなりひとしきり反省をしました。

こんな日もあります。
神さま、だんなさん、息子くんすみません。

そして何の引き合わせでしょうか?
その後チラ見した情報番組で日本のワーキングマザーが
いかに負担が大きいかニューヨークタイムズが
密着取材した内容が放送されていました。

日本は海外諸国に比べると女性の家事負担が多く大きいと。
海外の多くの国では家事分担が当たりまえ。

フランスでは20年前は今の日本と似ていたそうですが
随分変化してきたそうです。

確かに日本ではいまだ家事は女性がするもの
オンナがして当たり前という考え行動は根強いですね。

近年は女性も働きやすくなりましたが
それでも男性との社会多的評価差や日本の雇用システムも
長年の歴史の影響は今も受け継がれています。

女性が共働きしながら担う作業って
本当にたくさんあります。

子どもがいるとそれは更に多く
たとえば、ごはんや洗濯、掃除子どもの保育園の日誌や、準備
子どもの学校の宿題をみる、学校からなプリントや書類書き、行事など。

↑ これでも一部。

とにかくずーっと動きっぱなし‥でした。。。私も。

また、テレビで印象的だったのが海外に比べ
日本の家事育児の女性負担が大きい原因が
周りの目を気にする完璧な母を目指すからというキーワードでした。

確かに!自分もそうやったなー。

我が家では10年ほど前から夫と家事、育児は分担しています。
分担というより一緒にするという考え方です。

それまでは手伝ってもらうという意識だったのですが
心理学を学びその意識に違和感を感じるようになりました。

手伝ってもらうは「自分がするもの当たり前。だからそれを助けてもらっている」
という上下を作っていることに気づいたのです。

それってどっからきてるんやろ??

考えてみると育ちや習慣(文化)
当たり前だからという受け継がれた価値感からでした。

ここまで書いてなんですが私自身
これまでの価値感や文化を全否定しているわけではありません。

男性や女性、得意不得意がありますし
だからこそ日本独自の文化や伝統が守られてきたと思うからです。

ただ時代は変わっていく。

昔は専業主婦が多かったかもしれないけれど
今は違うし女性の能力が多種多様な形で社会貢献になり
世の中をつくっているのが「今」です。

時がすすみ時代が変わっているのに
関係や行動、人の意識が狭義で変わらないのは不自然やんな。

だから長年しんどかったんや!と思いました。

夫は最初、家事分担が受け入れにくく「手伝う」という意識でしたが
今では以前まーったくできなかった料理もできますし
掃除、洗濯、子どものことも全てわかちあえるようになりました。

ひとりでも何不自由ないな(笑)

「手伝ってくれてありがとう」ではなく
「お互いに家族のことをやってくれてありがとう」であり
私も手伝ってもらってると思わなくなりました。

この違いは大きいと思います。

朝の夫の一言に反応したのは
「オレだって急いでるねん!(←仕事してんねんから)」という
昔の関係のイライラや、わかってもらえない悲しさが瞬時に出たのだと思います。

うちは1人息子ですが彼が担う次の時代には古き良きものと
また習慣だけにとらわれず常によりよいものを探索し
自分たちでつくる関係を何かしら伝わっていればいいなぁと思います。