◆不毛な三角関係?

とても仲良かった人同士ほど、
それが長年であればあるほど、
こじれた時は大層な糸の絡まりになります。

去年末から新年にかけて
身近(プライベート)でそんな場面に遭遇しました。

Aさんと、Bさんと、Cさんの私。

わーい!三角関係やー!

何て喜ばしいことはなく、、、、。
「修行や」と腹をくくりのぞみました。

Aさんは私(C)をよび
Bさんへの不満や自分の思いをありったけぶつけます。

Bさんは私(C)を呼び
Aさんへの不信感や憤りがあるがままぶちまけます。

この問題には、私にも関わりがあり
間接的であっても影響を受けるものです。

さて、Cさんの私、どうする?

最初は2人の間での問題だったものが
私のように頼れるCさんが加わることで
更にこじれてしまうことがよくあります。

それは心理学(交流分析)でいう
三者間での「ゲーム」という人間関係になるからです。

例えばこんな感じ。
・迫害者 ➡ Aさん
・犠牲者 ➡ Bさん
・救済者 ➡ Cさん

救済者は、一見その場を収めるお助けマンのように見えますが
実はこのゲームという三角関係では、お助けマンの殻をかぶった
やっかいな当事者になりかねないのです。

なぜならゲームは互いに依存でおこるものだから。

例えば、
・Aさん➡あなたが悪い、私は悪くない
・Bさん➡私は悪い、でもあなたも悪い
・Cさん➡あなたたちはどちらもだめ、私が正しい!なんとかしなくちゃ!

この三角関係、、、・
皆に共通しているのは互いに値引きをしています。

なんの値引きかと言うと自分や相手への
存在への値引き=ディスカウント。

これは人間関係で、特に身近な親しい関係で
よくおこりやすい値引き合戦。

本人たちは無意識なんですけどね。

じゃあ、どうすればこの三角関係が値引きセールにならず
互いに気持ちのよい関係を取り戻そうと向かえるのか?

自分が実際にとった行動を例に描きたいと思います。

Aさんは私(C)に、Bさんへのグチや恨みつらみを話し
Bさんは自分を責めつつも結局はAさんを責め
私にそれを愚痴り精神的にもかなりまいっている様子でした。

ここでもう一つのポイントは対立内容には
私のことも間接的に絡んでいたことです。

2人とも私に否定的ではないものの
これまで知らなかったことを聞かされ
正直、気分を害し気持ちが揺れ驚きもありました。

で、どうしたか。

私(C)は、AさんとBさんに同じように対応しました。

1、自分の気持ちを横におき、客観的に話をきく
(いつ、どこで、誰が、どうした、なぜ、どんな理由で、事実ベースで)

2、自分がそこで感じたことだけをシンプルにそれぞれに伝えた

3、相手から聞いた詳細(特に考え方や想い)はAとBには伝えず
「両方から話をきいたよ」と2人に伝えた。

この3つをやってみた結果
残念ながらいまだに関係が回復されていません。
でも少し変化があったのです!

話を聞くまではAさんはBさんの顔をみるのも嫌になり
咲けていましたが、雑談程度はかわすようになり

BさんはAさんと直接話し合うタイミングを考えているとのこと!

そして私はというと・・・・
2人のことは気になりますが、わだかまりや不信感はなくスッキリ。
(聞いて気分を害したことは個々に話し合い納得できました)

要は2人の問題は本人たちのもの。
自分と相手の問題は自分たちのもの。

2人の言い分は2人で話し合ってほしいと伝えた、です。

それをどうするかどうかは当人しだいですもんね。
もし私は間にはいり中をとりもったとしても
結局のところ根本解決にはならないと思うのです。

また「私が助けてあげた!」になると
あなたたちは耳鼻運で解決できないよね?という
値引きになるので避けたいと思いました。
(ことによってはケースバイケースですが)

うーん。一筋縄ではいかないけれど
AさんとBさんがスッキリしたらいいな。

また3人で笑いあえる時間がくるといいな。
そう願っています。

そして今回わたしはホントようがんばったなー!
と自分を褒めてあげたいです。

うん、よくやったよ♪

また一緒に笑って過ごせる時間が
来るのか来ないのかはわかりませんが
私から両者には曇りがないので、今はそれを純粋にイメージでき
そのためにも自分の気を整えたいと思っています。

どんな三角関係からも誰かが何かを気づくのであれば
どうなっても「不毛」にはならないのかもしれないですね。
日々実践です。