◆長く退屈な話を聞く時の『きき方』

『話がなかなか、とまらない人の話を聞くにはどうしたらいいですか?』
と、ご質問頂くことがあります。

ケースバイケースですが話好きの人、
またはなかなか話がとまらない人っていらっしゃいますね。

興味のある話ならまだしも
興味がなく、退屈で、相手が上司などの場合は
切りあげるのも難しいことがあります。

相手の気持ちに寄りそい、始終共感し質問を投げかけると
ますますとまりません(笑)
はて、さて、困った、、、

そんな時『ピーク・エンドの法則』を取り入れた
聞き方はいかかでしょうか?

ピーク・エンドの法則とはアメリカの心理学者
ダニエル・カーネルマンが提唱した理論です。

相手の話の一部始終に力を入れて聞くのではなく
一番言いたいところのピークは何かな?と意識して聞いてみる。

そして山場を全力で聞き、最後に(エンド)要約したり、
短く自分の言葉でまとめて返すという聞き方です。

この聞き方だと余分な力が入らず聞きやすく、
新たな情報や気づきをもらえることもあり、信頼を得やすいという効果もあります。

心理カウンセリングでは話のピークだけを聴くのではなく
全体を通して、過去、未来のつながりで『今』の心の声を聴いていきますが
何が一番言いたいのかを掴んだり、最後に要約・整理をして返す点については同じことです。

話の聞きどころのポイントは
ピーク(山場)とエンド(最後)

相手の話が長すぎて、でも、なかなか切り上げられない状況で
意識がぼぉーっと、飛んでしまいそうにる方はぜひ試みてみてください。