カウンセリングの時の心理カウンセラーの関わりは
クライアントのお話や存在をあるがまま受容しますが
「肯定」はしません。
「受容する=肯定する」と思われがちですが
「受容」と「肯定」は違うのです。
そこをはき違えると
カウンセラーの主観で話を聞いていることになり
評価が入ってしまいます。
受容はクライアントの体験や考え方、気持ちを
「あなたは、そうなんだ」と丸々受けとること。
決して「それでイイ」とか「それはダメ」という
評価で受けとめないのが「無条件の受容」です。
これはカウンセリングだけでなく
日常の人付き合いでも、とても役にたちます。
同じ意見でも、違っていても
私は私、あなたはあなたが土台になるからです。
そこがしっかり分けれていると
人との距離感がうまくつかめて相手にふみこまれたり
逆に踏み込みすぎてしんどくなることや
こじれることがかなりなくなります。
もちろん、「受容」が根本にあるうえで肯定したり
「いや、私はそれ違うと思うわ」と伝えることもあるでしょう。
そして言いにくいことを伝える時には
その「伝え方」次第で伝わりやすいかそうでないかが変わります。
伝え方、言い方は信頼関係が出来るかどうかの
大きなポイントになります。