◆蕁麻疹(じんましん)が出て眠れない辛い日々からの脱出

20代の頃、ある日の夜、突然蕁麻疹(じんましん)ができて
夜になると、かゆくてかゆくて眠れなかった時期がありました。

皮膚科をいくつか受診したり検査もしましたが原因はわからず
塗りたくないステロイド剤を薄く塗ってはだましだまし抑えるもののよくならず
漢方を処方してもらってもよくならず
夜は眠れず体がクタクタで日中はぼぉっとしていました。

どこを受診しても、最後に先生から言われるのは同じ。
「ストレスが原因だと思います」でした。

思い当たる節はありました。
当時、流産をして数か月たった頃でした。

気持ち的には落ち着いていたと思っていましたが
体は正直だったんですね。

日中は気をはっているからか、蕁麻疹がでないのです。

自律神経って自分でコントロールできないもの。
ただ、その時、無意識の偉大さと怖さを知りました。

蕁麻疹に限らず、人知れずストレス性身体症状で悩んでいる方は
とても多いと思います。

また私の例のように日中は頑張るけれど
夜になると辛い、長い、苦しいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

つらいと思いますが、体がそうやって教えてくれているんですね。

あなたが気づかない間に気持ちのタンクが満タンになって
体も必死でふんばってきて
もう一杯いっぱいだよ、、、ムリ、ムリ、無理、、と知らせてくれているんですね。

うつ、睡眠障害、パニック障害、強迫や不安神経症など
行動や症状にでるものは多々ありますが、誰にでも起こりうる可能性があります。

「なぜ、こんなになってしまうんだろう」
「本当によくなるんだろうか?」と焦り
罪悪感を覚える方が多いですが(←私もそうでした)
必ずよくなる道はあります。

ただ、その方にとってよくなる方法や時間は違うので
まず最初にして頂きたいのは体を休めること。

そして、専門医に相談すること(一時的な薬や症状緩和)
心理カウンセリングを受けることをおすすめします。

心理カウンセリングは無意識との付き合い方を知るための時間でもあります。

すぐに、変化がでずに絶望的に思う方もいらっしゃるかもしれませんが
焦らなくても、今日1日、体を休めることや意識を向けてください。

また周りの方々が、そんな状態を理解して下さいますように。
支える周りの方が、心理カウンセリングを受けられるのも1つの対処法です。

ちなみに、当時の私は夜の蕁麻疹が2・3か月でたあと
ある日突然、症状が消え、その数年後に鬱になり、その他の心因性の症状に苦しみました。

専門の病院や、心理カウンセリングに通ったわけではありませんでしたが
数年かけてよくなりました。

それは心理カウンセラーのような対応をしてくれた知人との出会いで
自分を労り癒すことが出来たからです。