◆人との境界設定の引き方

どれだけ仲良くても分かり合えても、人と自分は同じではありません。

ですが自分への評価が低かったり、人と比較することが多かったり
自分の思いに自信が持てなかったり、常に人任せにしていると
自分と人との境界設定があいまいになってしまいます。

・酷い理不尽なことばかり言われても我慢して受け入れてしまう
・強いアプローチや押しにすぐ折れる
・以前された嫌なことを忘れて、同じような関係を繰り返す
・反対に相手への意見を通そうとする
・一方的に決めつける
・お世話をしたり気を引くことをして、こちらを向いてもらうようしむける

これらは境界設定がなく、互いに依存し合っている状態です。

一見、仲良さそうに見えても内側に言い知れぬ寂しさや、孤独や空虚感があり
それを埋めるために境界があいまいになっていて本当の親しさではありません。

心理カウンセリングでこのような状況を垣間見るとき、相談者さんに
境界についての話をすることがあります。(技法:情報提供)

大概、今起きている状況や関係を図に書いても説明するのですが
それが理解しづらい方もたまにいらっしゃり、そんな時はこのようにお伝えしています。

『相手と接するとき、透明のバリアをはって接してみて下さい。
イメージですが、効果が期待できますよ』

苦手な人や緊張する相手が目の前にいる時も、透明バリアを活用してみ下さいね。