◆「信頼」の基準

以前、働いていた会社の採用基準は
ズバリ「信頼」でした。

代表自らが試験と面接を行い、
志望者がどんなに技術や知識に長けていても、
社長の思う「信頼」を満たしていなければ
採用はしてもらえませんでした。

業種が心理職だったので
その基準が特殊だったのもありますが
それにしても、です。

一緒に働いたことのない人を
信頼できるかの判断って難しいですよね。

しかしながら会社には、インターン制度があったり
採用試験までに代表と直に接する
セミナー受講などがあったので
要所々で人となりを見ておられたのだと思います。

自慢ではありませんが
私は採用試験の技術成績はよく
模擬の授業やカウンセリングも高得点でした。

が、3度受けて2度おっこちました。
、、、、自信喪失

2度目に落ちた時
当時の代表がおっしゃいました。

ごめんなさい。
あなたを採用することは今は出来ないわ。

私が採用する人は親友のように思える人。

もしその人が会社に損失を出したとしても
自分がそれをかぶれる人。

もしその人の原因で会社が潰れても仕方ないと思える人。

そういう人を採用したいと思っているの。

2度落ちて涙ぐむ私に真っ直ぐに伝えてくださいました。
なので3度目で合格した時は嬉しいというより
今までに感じたことのない緊張感を感じたなぁ。

その会社で心理カウンセラーと講師をしたのは
たった4年でしたが人生になくてはならない
学びとご縁を頂いた貴重な時間でした。

相手を信じるということは、
相手を信頼する自分をどれだけ信頼できるか?

代表はその基準を常に、
自分が相手を信頼できるか?

何があっても信頼した責任を自分がとれるのか?

そう考えられていたのだと思います。

相手を信頼した結果期待とは違う結果になったり
酷いことをされたと感じるような結末に陥ると
ものすごーく傷つきショックを受けると思います。

ですが、自分が信頼し選んだ相手であれば
本当の意味で相手に傷つけられることはないのかもしれません。

この世の中で、私のことを傷つけれる人は
誰ひとりいないのよ!かっこえー。
私まだまだ修行中です。