◆ゲーム障害、依存症について

最近読んだある方のブログで
ゲーム時間を守らないお子さんにキレてゲームを捨てました!
という内容が書かれていました。

そのゲーム機が高額だったこともあり
コメント欄にはかなりの数の
賛否両論が書きこまれていました。

ママいわく
買う時に時間を守る、
やることはやる(勉強など)と
散々約束してのことだったとのこと。

ですが実際はそれを何十回、何百回と破られ失望し、
隠してはまた出してを繰り返し、遂に限界がきたんだと
そんなママの疲れきった悲痛な叫びのブログでした。

コメントには
「わかります!うちもそうです」という方や、
「子どものものを親の権限で捨てるなんてヒドイ」という方や、

その他にも色んな意見があり投稿された方は
更にどっと疲れただろうなと思いました。

我が家は幸い?にも息子がゲームにはまることがなく大人になったので
ゲームで親子バトルが起きることはなかったのですが

身近な知り合いには同じようなケースの親子がいて
身内でなくとも私は心配しています。

またカウンセリングでも
ゲーム障害→依存症として扱うケースがあります。

「心配」とかきましたが
それはゲーム依存症からの体、脳への影響です。

上記のブログの書き込みでは

約束を守るか守らないか?
勉強しなくなるのではないか?
親として一方的じゃないか?

の意見がほとんどでしたが
今やゲーム依存は→ゲーム障害にも発展しやすく(てか、すごく早い)
脳や生活への影響は本当に深刻であります。

特に自分で制御やが難しい年齢の子どもさんは
その影響を受けやすいです。

約束を守るか守らないかだけでなく
脳への異常をきたすその危険性があることをもっと知ってほしい!

また、今の大人が子ども時代だった頃とは違い
ギャップに気づいていないことも問題の要因でもあると思います。

WHO(世界保健機関)の精神疾患診断基準でも
新たに(2022より)ゲーム障害が加わることが決まりました。

依存や中毒はゲームに限りませんがゲーム自体や、プレイヤー
またはそれを与える人個々が悪いわけではありません。

それらの関係や付き合い方次第では癒しや楽しみにもなれば
依存や中毒にもなり脳に異常をきたし約束を守れなくなるという
メカニズムを知ることが大事だと思います。

そういう意味ではブログのママが捨てたというのは
やり方がどうであれある意味よかったのかもしれません。
(内容ではかなり深刻でした)

ただ、、メカニズムを知らないと
その後の子どもの禁断症状を理解しがたく、
また子どもの心のケアやほんとうの意味での回復など
気になるところではあるのですが、、、。

下記にとてもわかりやすくゲーム依存の内容が
書かれている記事を添付します。
特にお子様をもたれている養育者の方はご覧頂きたいです。
→ [ゲーム障害の症状、治療法] https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_883.html

また私のカウンセリングでもゲーム、
その他の依存症についてもご相談をお受けしています。
気になる方はご相談くださいね。